双子尾根~杓子岳~唐松岳~八方尾根

2001年11月23日から3日間
瀧島、三好、一ノ瀬、池﨑(記)


22日夜、猿倉まで車で入り駐車場でテント泊。

快晴。

23日は猿倉小屋を通り過ぎ、双子尾根へ。

小日向のコルから取り付こうとするがまだ雪が少なく藪だらけ。

三好さんが果敢に突っ込むが藪がひどく登山道に戻る。

しばらく登山道を進んで、途中から双子尾根の地図にある2284m地点を目指して直登する。

双子尾根の稜線に出たあとは1ピーク超えて2284m地点に到着。

ここの岩影でテント泊。

テントの設営が終わるころ先行していたと思われるパーティ(小日向のコルから取り付いたのか???)が戻ってきて、うちらの少し上にテントを張っていた。

24日は、昨日の先行していたと思われるパーティが到達した地点から先はトレースが無くなる。

ラッセル交じりではあるが天気が良くて気持ちいい。

稜線の両側が切れてくると、雪がまだ少ないのか、岩を掴むと時々浮いていてひやっとする。

最後の杓子岳へ抜けるやせた雪陵部分でロープを出した以外は特に問題無く杓子岳に出ることが出来た。

稜線上はちょっと風が強い。

ヤッケの下に一枚着込んでフードをかぶって稜線を歩き出す。

稜線歩きにちょっと飽きてきた所で不帰への下りになる。

最低鞍部でテント泊。

稜線上で寒いかと思って着込んで寝たがまったく寒くなかった。

25日は朝から不帰キレット。

この日も天気がよく、時々振り返っては歩いてきた道を見て爽快な気分になる。

だいぶ先ではあったが目視圏内に先行パーティもいてトレースもついており、大きな障害もなく不帰通過。

唐松岳山頂では写真を撮って小屋に向けて下り出す。

瀧島さんはここでアイゼンをはずしてピッケルをポールに替える。

八方尾根に入ると風が弱いところでは春山のようなぽかぽか陽気。

ここで皆アイゼン、ハーネス等を外して身軽になる。

途中尻セード等交えて楽しく下山。

八方池の辺りでは観光客が結構いる。

この時期にもこんなに人がいるんだとちょっとびっくり。

ここから先は疲れた足とプラスチックブーツには辛い石畳を通り過ぎ、クワッドとゴンドラを乗り継いで一気に下山した。