丹沢 小屋の沢

2000年6月10~11日
櫻井、高橋、中嶋、赤井(記)

天気:曇りのち雨

6月10日

8:00 府中本町駅集合、櫻井さんの軽自動車に4名分の荷物と人を詰め込み出発した。

東名川崎インターより高速にのり幡野中井ICで降りた。

途中、”7-11”にて行動食買出し。

10:30管理センター手前の橋の所に車をとめた。

管理センターより上は車が入れないようになっていた。

11:00 出発。

使われていないキヤンプ場の中を通り15分程いくと登山道は川から右上にあがっていった。

(地図上は川沿いを行く筈ですが去年の大雨で道が変わっている様です。)

金網を通り過ぎさらにしばらく登ると,また川沿いに向かって下りになり、川に合流。

12:00 分岐点着。

ここで、靴を履き替え左の寄沢本流に入った。

しばらく、遡行すると、5mほどの滝を左から超えると、イイハシの大滝にブツカる。

中段25mの滝は草つき+濡れており、その上結構立派に立っていた。

あまり、よさげじゃないので、右から巻こうとしたが悪く、結局、中嶋さんがトップで滝を直登した。

下から、見た時はわからなかったが、登ってみると、ビレイ点はあまりよくなく、(斜めっており、また、4本のハーケンのうち2本は腐っており、他1本は半分しか入っていなかった。)

その上の、3段目の滝の巻き道も、ぜんぜん、踏まれておらず、丹沢の沢とわ思われなかった。

トップで行った櫻井さんも苦労してロープを伸ばしていった。

今回、ロープを出したのはこの2ピッチだけだった。

しばらく、いくと開けたガラ場に出、そこを過ぎると、二俣に出た。

(小屋の沢出会い)

14:30くらい? ここで昼飯を食い、しばらく休んでから、遡行再開した。

ここから先の滝は水流もなく、涸れていた。

3番目の滝(だったと思うが?)にて中嶋さんが先頭で登り、1箇所スタンスの遠いところを、ハイステップで超えていった。

2番目に行ったが、健全な日本男児として股間の硬い・・・ではなく、股関節の硬い私は、核心の部分であと5cmどうしても足が上がらない。

しょうがないので、膝をそのスタンスに上げた。

すると、下から、”あいつ膝使ってらー”の声とともに櫻井さんと高橋さんの含み笑いが聞こえてきた。

しまった、もうすこしボルダーでハイステップを練習しときゃーよかった、と思ったが、時すでに遅かりしだった・・・・・。

最後の涸れ滝を左に巻いた。

その先で、右側へ稜線にむかって上がっていくと稜線についた。

16:30くらい?帰りは水棚沢をくだる予定でいたが、途中で、暗くなりそうなので、登山道をくだる事になった。

雨山峠まで行き、登山道をくだっていったが、途中、水が流れていたり、道が崩れていたりして、結構、馬鹿に出来ず、楽しめた。

18:00 管理センター着。

途中の旅館で食事をし、勘七の沢へ向かう。

この沢の入り口までの道がわからず、何度か道を行ったり来たりしたが結局最初の道が正しく、車1台がやっとこ通れる未舗装道を、進んでいった。

雨も降り出してきたころ、中嶋さんが、”人が1人いなくなる度に、テントの外に血の痕と、ケルンが立っている”という恐怖映画の話をしだし、非常に、不気味だった。

出合いに着くとバンが1台とまっているだけだった。

少し道を戻ったところにテントをはり、雨の中、宴会して寝た。

6月11日

雨のため、勘七の沢は中止になった。

途中、車がパンクしてしまったが。

交換し、J・ウォールに向かった。

皆さんお疲れ様でした。

<感想>
丹沢の2級の沢だからたいしたことないと思っていたが、結構、馬鹿に出来なかった。

特に、巻き道が悪く、全然、踏まれておらず、結構、いやらしく、怖かった。

また、私の1500円の渓流靴下では、足が痛く、(歳のせいか?)今度はケチらずにちやんとした、靴を買って行こうと思いました。

高橋さんが、アプローチ用の地下足袋と、渓流足袋を使い分けているのには驚きました。

沢に対する、思い入れの違いを感じました。

以上。