谷川岳 一ノ倉沢 一・二ノ沢中間稜

2001年3月20日
三好(記)、他1名


3/18の戸隠敗退で、いつもの通り悔しくて悔しくて無言になったまま懸垂を終えた私に向かって、森広さんとK君が「みよしさんが喜ぶようなことを思いついたよ」とにやにや笑っています。

ずっとにやにやしてなかなか教えてくれないのですが、なんとか聞き出すと、20日は以前から行きたかった谷川の一ノ沢・二ノ沢中間稜にK君が付き合ってくれるとのこと(森広さんは元々20日は仕事だったので駄目)。

そりゃ素敵なプランです。

3月20日(火)

快晴

指導センター3:50~一ノ倉出合5:00~取付5:20~ピナクル上8:10~オキノ耳9:10~
指導センター10:55

出発前にK君が散歩に行って来るとメールで流していたのを読んで、ほんまかいなと思っていましたが、急雪壁にも、泣きそうになるという噂のナイフリッジにもトレースばっちりで、天気もよく、本当に快適でした。

ロープはピナクルで1P出しただけで済みました。

でも、日の出直後からシャツ1枚でも暑いくらい気温が高くて、第一岩峰が見えてくるあたりで、足もとの雪面にぴしーっと亀裂が走ったりしてかなりびびって、第一岩峰も素直に巻いて、すたこら逃げる感じでした。

烏帽子スラブの雪は見ている間にほとんど雪崩れて、幽ノ沢でもどでかい雪崩が見られました。

どどーん、どどーんと景気よかったです。

湯テルメで風呂して、水上の道の駅で昼飯していたら、ヘリは飛ぶし、救急車は来るし、彼氏殿から携帯が入るしで、事故の発生を知りました。

事故は滝沢リッジとのことでしたが、あんなに気温高いとほんと怖いです。

戸隠を敗退する時も天気がよくて、隣の尾根でばっかんばっかんキノコが落ちるのが見えたので、あのまま進めば、キノコと一緒にダイブだったかもしれません。

戸隠は戻ってきてよかったということでしょうか。