剱岳 早月尾根

2015年11月21日~22日
赤井(記)、薄田

11月21日 曇り

馬場島8:30 – 早月小屋13:10

行く前に室堂のライブカメラを見ると雪がなし。
今日、宿泊予定の早月小屋も雪がなさそうなため、水3.7Lをかついで行くことにした。
冬の偵察のつもりが歩荷訓練となってしまった。
早月小屋目指してひたすら歩く。時々霧雨が交じるが雪が全然出てこない。
結局、早月小屋につくまで雪がゼロ、気温も高いのか寒くない。
早月小屋から見える小窓尾根や剱も、雪は付着しているもののあまり積もっていなさそう。
早月小屋から見た小窓尾根
早月小屋に来ていた遭対協の方曰く「40年きてこんなに雪がないのは初めて」とのことであった。
テントは7、8張あった。
この日は酒を飲んでさっさと寝る。

11月22日 曇り

早月小屋5:30 – 剱岳頂上8:50 – 早月小屋11:30 – 馬場島15:00

五時半発、しばらく行くと雪がでてきた。
2600m付近をこえてから雪が付着し、滑りやすくなってきたため、アイゼンを装着した。
2900m付近の鎖場で、上から懸垂で降りてくるパーティがいたため順番待ち。
ここで初めてストックに替えピッケルを使用した。
雪壁を登り、砂利の斜面、ベルグラの斜面をこえて頂上へ。
なんと薄田さんは30年以上の山をやっていながら剱初登頂とのことであった。
剱岳山頂
残念ながら頂上は雲の中で周りは何も見えず。少々休み下山開始した。
一か所25mの懸垂をまじえて下降した。
早月小屋でのんびり休憩し撤収。
池ノ谷に黙祷して下山した。
馬場島の登山口までおりると北日本新聞の記者がおり、熊が出たとのことで取材を受けたが大したことも答えられず。
アルプスの湯に入り帰京した。

感想:こちらの思惑と違い雪がなし。残念・・・。