谷川岳 幽ノ沢 V字状岩壁右ルート

2000年8月6日
関、宮島(記)

久し振りの岩登り。

それも幽ノ沢。

昨年までシビアな沢に行っていた訳でもない。

ルートは入門ルートのV字右ルートだが、全ピッチ関君にリードしてもらう。

気分は新人、というより、トーシロといったところだ。

~アプローチ~

二俣手前で雪渓が出現するが、途中で終わっている。

ガチャをつけ始め何げなくアイスハンマーを雪渓に刺すと”ボコッ”という恐い音が、響きわたる。

壁に貼りつくように準備する。

先行はいやらしい草付きから展望台を目指しているが、我々は大滝を渡り左のカンテから二俣に至る。

~ルート~

所要時間2時間半

カールボーデンが急になった所でザイルをつける。

3ピッチで取り付きへ。

ルートはルンゼ状を登り、ラインは明瞭だ。

開放的なロケーションと適当なグレードで快適なクライミングを味わえた。

~下降~

堅炭尾根までは二人共初めての為スタッカットで登る。

芝倉沢の下りで足が笑い出した頃、目の前にズタズタの雪渓が広がっている。

上を行くか下を行くか協議するが、下を行くことにする。

ブッシュ支点でアプザイレンし、沢床へ降りる。

その後はスノーブリッジを3~4回くぐり抜け滝を下降する。

出合いについて、よかった、よかったと思った。

1時間後に、鉄砲水があったとのこと。

有名人にならなくて本当によかった。

 

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