谷川岳 幽ノ沢 V字状岩壁右ルート

2000年9月30日
本郷(記)、三好、その他2名

幽ノ沢は、中央壁以外行ったことがなかったが、左俣の方やV字など前から一度は行って見たかった。

今回は三好さん、玲峰の中澤さん、大島さんを誘って実現となった。

アプローチも良く乾いていて快調にカールボーデンに入っていったら、先行の2人パーティが石楠花尾根に取付いていた。

無雪期には珍しい人達がいるなと思って呆れていると、どうやら間違えて登っていたらしく、後から来た我々に気づいて、悪そうな所を派手な落石を起こしながらクライムダウンしてきた。

取り付きには、我々が一番のりで、他には右俣リンネ付近から右フェースを登ろうとしているパーティがいた。

このパーティも右フェースの取り付きをトラバースして通り越し、正面フェースも通過して直登ルートあたりで、はまって動かなくなっていた。

よっぽどルートを教えてやろうかとも思ったが、人のやりたいことをあれこれ言うのも何なので、取りあえず黙っていた。

さて、我々4人は取りあえず本郷トップで登り始めたが、先程の石楠花パーティが後続で付いてきた。

右俣リンネへの1ピッチからアンザイレンし、リンネを跨いで一度ピッチを切って、クライムダウンして要に着いた。

後続パーティは、ピッチを切らずに要に来たため、ロープがビンビンに張ってセカンドが中釣り状態ではまって動けなくなっていた。

我々は4人パーティだったので、後続に迷惑がかかるようなら、先に行かせようと思っていたが、その心配はまったくなかった。

途中で、リードを三好さんに変って、後はエンジョイクライミングだった。

右ルートは、テラスもいい所ばかりで、気にしていた草付も気になるほどではなかった。

最後は、石楠花尾根に飛び出して終了。

のんびりと堅炭尾根を下降し、芝倉沢に降りた。

芝倉沢にどでかいカモシカがいた。

私が先頭を歩いていたのだが、全然逃げる雰囲気もなく怖かった。

その後、都岳連の指定旅館「永楽荘」で御風呂に入り、「お好み屋」で乾杯して、湯桧曽駅で宴会した。

関さんが、翌日湯桧曽本谷に単独で入るため、合流したがその頃は宴の後で誰も起きなかった。

翌日は、雨だったので全員エナジーに転身した。

 

 

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