2001年7月20日から3日間
石原(愛媛大WV山岳部OB)、赤井(記)
7月20日
槍見温泉手前の駐車場に8:00集合、装備をザックに積め9:00出発
10:30頃 錫杖沢出合に到着テントを張る。
出合を出て12:30 3ルンゼの取り付きに到着した。
私らが準備をしていると、3人組の1パーティがきた。
12:50登攀開始、岩は多少濡れており、ガラガラした感じだが4ピッチ目までは順調につるべで登る。
途中、後ろのパーティがでかい落石(岩雪崩れのような音がした)を起こした時はビビったが・・・。
このルートは前に他のパーティがいるときは要注意です。逃げ場はなし。
5ピッチ目、石原君リードで残置のスリングがかかっている、右側の壁をトラバース気味に登っていく。
途中悪いため少々てこずっている様だったが無事抜けていく。
6ピッチ目、右側には残置のハーケンがある濡れた壁。
真中はチョックストーンに2箇所ほどスリングがかかっている、難しそうな壁。
左側はボルト1本に5mほどスリングが連結されている壁。
どれを行くか迷ったが途中支点が取れそうな右側を行く。
途中カム、ハーケン等で支点を補強しつつ人工で登るが、最後、4メートルほどの左へのトラバースが濡れていて踏み出せない。
手持ちのガチャで左横に補強して人工しようとするが、ハーケンが入らず、石原君に交代してもらう。
彼は、私の行き詰まったところからもう1歩上がり青のエイリアンをかまし。
テンショントラバースのようにし、その先に、もう1個キャメJr.をかまして、抜けていく。
7ピッチ目、やさしい草付きを抜け稜線に出る。
16:30終了。
1回懸垂を交えて逆側の谷のほうに行き、やぶをトラバースしFIXの張ってあるピナクルに出る。
FIXロープ沿いに降りクリヤ谷に向かって降りていった。
7月20日
7:00 左方カンテ取り付き。
すでに2パーティの順番待ち。
取り付きに戻ってくる予定なので、ザックを一ヶ残置する。
8:00頃登攀開始。
赤井、石原の順番にてつるべで登る、途中順番待ちで待たされるもののおおむね岩は硬く快適に登っていく。
最終ピッチ、貝の化石のあるフェースを私のリードで取り付く、石原君は”太古のロマンにひたりながら登ってください”などと余裕の発言をしていたが。
途中のフレークが触ると動き、また、所々濡れており結構悪かった。
同ルートを下降。
注文の多い料理店などを見物し、テン場に戻ったのは15:00ごろでした。
7月21日
烏帽子岩を登る予定でしたが寝坊をし、途中のアプローチの大滝まで行くも、帰る時間が遅くなりそうなので、やめて撤収した。
帰りは温泉に入りビールに焼肉を食べ、結構満足な3日間でした。