2002年8月22日から2日間
石田、大滝(記)
アプローチ短く、岩小屋は沢で水が取れて快適。
岩は明るくしっかりしている。
焚き火が出来て無料温泉もある。
3回目だがもっと行きたい。
8月22日
槍見温泉対岸の無料駐車場は舗装されていて快適。
ヘリポートが併設されて居る。
7:45発 9:40岩小屋10:15左方カンテ取り付き。
石田君は、登る力はあるがルートファインディングの力は分からないので大滝が全てリード。1、2P目、おおまかな岩をぐいぐいと登って行く。
3P目は初めての時はアブミに乗ったが、今回はアブミを出しはしたが、A0風にしてホールドの形状を確かめながら登った。
被り気味だがホールドは大きい。
石田君はフリーで登ってきた。
流石に上手だ。
5P目のチムニーでは、ザックを股の下にぶら下げて登ると背中が空いて楽になる事を教えた。
その上のフェースは綺麗な素晴らしい壁。
バランスクライムの格好の練習場だ。
7P目の出だしのオフウィズスはやはり嫌らしいが短いので何とかなる。
その上のフェースは前回恐かったが、今回は全然恐くなかった。
ルートを覚えたせいだろうか。
高度感も出て気持ちいい。
13:30終了 同ルート下降。
15:00取付きに戻る。
このルートはロープの回収時に気をつけなければいけない。
7P目の回収時にゆっくりと引いたにもかかわらず引っ掛かった。
石田君が少し登り返して回収した。
3P目の懸垂では、降り立った反対側にピナクルがあるので勢い余ったロープがピナクル側まで行ってしまい易い。
実際、回収不能になったロープが5m位の長さで残されていた。
我々はすごくゆっくりと引いたのでクリアー出来た。
そのロープを回収して岩小屋に渡して、ツェルトをぴんと張った。
8月23日
6:40 1ルンゼ取り付き。
ここは出だしから立っているので恐い。
シュリンゲがあちこちぶら下がっているのでつい握ってしまう。
本番だからいいやと自分をごまかす。
3P分緊張すると、大テラスに着く。
5P目はルートが分かり難い。
中央より登り始めて右上し、その後、左上して行く。
ランニングを長くした方が良い。
6P目は素直にアブミを出す。
ハーケンの効きを確かめながら静かに加重してゆく。
リードで落ちたら抜けると思われるハーケンが何箇所かある。
前回、上部でカンテ左のフェースに行ったが、ルンゼを直上出来ないものかと少し登って見たが、びしょびしょ濡れ濡れで、残置ハーケンは在るがとても登れたものではない。
正規ルートに戻り、快適なフェースを進む。
このピッチは好きだ。
最終ピッチは開脚で登る広いチムニー。
その後、右に岩は堅いが恐いトラバースをすると広い横断バンドに出て終わり。
11:30同ルート下降で12:40取り付きに戻る。
今回、石田くんのロープが8.3ミリだった。
懸垂下降時、空中になるとすべりが良すぎて辛かった。
細いロープの時はグローブをはめた方が良いかも知れない。