1999年2月20日~21日
瀧島、中嶋(記)
雪山は本当に久しぶりだった(2年ぶり?)ので時間が少ないこともあって準備が大変だった。
三鷹に集合して、高遠の「道の駅」で車中泊。
道の駅の便所はなんと暖房が夜中もはいっていてとても快適だ。
熊穴沢の出合いまでのアプローチは1時間半くらい、運動靴で行ったせいか楽に感じた。
角兵衛の出合いに運動靴はデポしておいて、熊穴沢を登山道を探しつつ登っていった。
熊穴沢は非常に幅が広く、雪に埋まった夏道は登りではほとんどトレースすることができなかった。
これを忠実にたどれるかどうかでアプローチの時間が大幅に変わってくる。
それでもテン場の予定地がそれほど遠くなかったので4時にはテントを張ってしまった。
取り付きは尾根を末端から右に回りこんで、2本目のわりと大きなルンゼを詰めると簡単に尾根上にでる。
ルート中特筆すべきことはなし。
状態が良ければロープはいらない。
壁は右から回り込めばだいたい上手く巻ける。
左には以前に登った第2尾根が見えるが、こちらはとてもかっこ良い。
稜線上にはけっこうな数の登山者がいて、これを避けるために熊穴沢を下ることにしたが、とてもいやらしい雪の量といやらしいクラスト具合で本当に不快な下りだった。
高遠では町営のさくらの湯にはいって、ついでにビールとおでん、夕飯の高遠そばも食べて、杖突峠経由で夜景を満喫しながら帰った。
たまにはこんな旅行も良いものだ。