鹿島槍ヶ岳 東尾根

1999年4月17~18日
向畑、杉浦、井上、倉田(記)

4月16日(金曜)

21時半仏子駅出発→17日2時ごろ大谷原公園着

4月17日(土曜)晴れ

8時に出発。

大冷沢左岸の林道を少し歩くと、赤布がありそこから、東尾根に取り付く。

既に3パーティ程入山しているらしくしっかりとしたトレースが着いた尾根筋をてくてくとひたすら歩くと、一ノ沢の頭に着く。

鹿島槍南峰、冷尾根~爺が岳などが良く見渡せる。

そこからは、やせた尾根になり、春らしい陽気も伴って、楽しい雪稜歩きとなる。

穏やかな温かい天気の中、沢筋で雪崩れの音がしていた。

11時半ごろに二ノ沢の頭に着く。

先行パーティの様子が良く眺めることができ、第一岩峰手前で2パーティ、それより少し下った所で1パーティ、テントを張っていた。

二ノ沢の頭より少し下った所で、テントを設営し酒宴となる。

18時に就寝。

4月18日(日曜)曇りのち雪

2時に起床したが、昨日の酒が抜けないせいか、4時半にやっと出発する。

それでも、頑張て一番のりで第一岩峰に6時に取り付く。

空には、高層雲が張り出し、天候悪化を示し出す。

雪の付着のほとんどない第一岩峰を特別悪いところもなく、3ピッチでぬける。

そこから、雪稜をつめると、第二岩峰に、8時半に着く。

ここは1ピッチでぬけるが、ワンポイント悪いチムニーがある。

私は残置シュリンゲを頼りにして、やっと攀じることができた。

ここから先は気持ちいい雪稜となる。

荒沢の頭を過ぎ、北峰に10時半につく。

五竜から白馬まで良く見渡せた。

そこから、11時に鹿島槍南峰、このころから風とともに雪が舞い出す。

赤岩尾根分岐12時20分。

西沢に降りて下山するかと話が出たが、安全に、尾根筋を下る。

私にとってここからが核心となる。

はじめは調子に乗って、すたすた降りていたが、こけてひやっとする。

向畑さんが水を得た魚のように遥かかなたに下りていく姿を横目にして、緊張しながら降りる。

13時50分高千穂平、15時15分西俣出合、16時大谷原公園に着く。

 

 

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