1999年7月4日(日)
本郷、畠中、高津、三好(記)
天気予報では雨だったが、日曜日は時折雨がぱらつくものの、まずまずの天気。
これは行くしかないと、前夜のしゃぶしゃぶとお酒でずっしり重たくなった体と頭を抱えて、中央稜に向かう。
実は3年前に敗退、ビヴァークのおまけつきという恥ずかしくも懐かしい思い出があるので、ガスのかかった一ノ倉が近づくにつれてちょっと緊張してくる。
開山式に出たりしてたので、取りついたのは10:00前だったと思う。
1P、2Pめは本郷さんがリード。
時々岩を叩いて確かめるのが、パンパーンととてもいい感じに響く。
3Pめは私がリード。
少しだけトラバースした後は、ぐいぐい登れるので気持ちよい。
ただ、岩が所々ぬるぬるしてたり、グラグラするのはいやな感じだ。
4Pめもリードさせてもらう。
核心、右側のチムニーがぬれてたので左側フェイスをいったのだが、あやしい残置スリングをちょびっと掴んでしまった。
使わなくても登れそうな所だったので、反省。
4Pめが終わった頃には、ガスがやる気をみせつつ下ってきて、雨もぱらついてきたのでここで終了。
それにしても、3年前は高さに頭がクラクラ、足がガクガクで全然きちんと登れなかったのが、不思議なほど、すんなり登れてしまった。
色々自分なりにもたついてしまった場面、反省点のほうが印象に残っているくらい。
4P終了点からの懸垂では、ロープが引っかかってしまったので(以前も同じ場所でひっかかった)、公平にジャンケンして、畠中さんが華麗な登り返しを見せてくれることとなった。
それでも取付に戻ったのは14:00。
それからのテールリッジの下りが一番の核心だった。
お酒も飲めたし、登れたし、とても楽しい週末だった。
さて、次はどこに行こう。