西上州 狭岩峡不動の滝

2018年2月12日(火)
薄田、谷水(記)

薄田さんにお誘いいただき、急遽群馬県にアイスクライミングしてきました。
当初は相沢の大滝に行く予定でした。自分が朝寝坊して到着が遅れ(本当にすみません…。)、先行パーティも複数いましたがとりあえず行ってみることに。。そこに、なんと偶然向畑さんと福原さんにお会いし、相沢に来たが別の場所に移動されると聞き、自分達も転戦することに。結果たどり着いたのが群馬県○村の大滝。アプローチは車道から1分!しかし滝は30m位あって登りごたえ満点でした。アイス2回目だったのでフォローで。蹴り込みが甘く1回テンション、悔しい(>~<)\

2回登ったあとに、蹴り込みとトラバース、スクリューセットのご指導いただき、終了となりました。スクリューが思っていたよりも入っていきづらく、難しいことが分かってまた楽しさを感じたアイスになりました。

西上州 相沢大氷柱

2018年2月3日
薄田(記)、山崎

危ないオジサン2名で相沢大氷柱に行ってきました。
前週も入ったのですがそれは当初計画の「犬殺し」(成犬)のコンディションが悪かったためでした。色々検討した結果相沢に移動となりました。山を登り返して(オジサンにはキツい)到着するも河合君の慎重リードで時間いっぱい。(おじさん2名はフォローのみ)
そんなわけで再トライを目的に飽きもせず出かけてきました。薄田は右手中指の骨折もあり、リハビリトレーニングの意味も有るのでまあイッカて感じ。

1本目薄田リード、フォロー山埼。2本目山埼リード&薄田フォローの形態で登りました。

先行1パーティー居ましたが1時間くらいで移動してくれたので助かりました。
コンディションは17年シーズンよりはショボイもののまあまあの状態でした。(一部3m程スプラッシュ状態)

西上州 荒船山艫岩昇天の氷柱

2017年2月12日(日)
薄田(記)、河合

ルート処理時間 取り付き9:55 終了14:09
『痺れました』是は率直な登攀後の感想です。詳細は記載のとおりです。
例の宿泊地を6:30出発。
中山峠(駐車場)7:30出発(時間はアバウト)。中山峠には既に2台の車。2番目男女ペアパーティーも出発直前。一寸ユックリし過ぎ。反省。(只、下仁田ネギ、小さかったけど6本入り160円は安く旨かった。お酒も少々?)
我々が準備中に更に1ペア到着。聞けば同じく「昇天の氷柱」が目的とのこと。
本日既に我々を入れて3パーティーが取り付くと話したら車内にて作戦会議、結果的に方向転換した。
我々は昨日、今日と国道の艫岩ビューポイントからチェックして1P目しか氷が確認されないにも関わらす取り敢えず取り付き迄行って判断する事にして出発する。

艫岩全景(一番左の顕著なルンゼが本ルート)

取り付きに到着すると既に1パーティー目のトップがF1を12mほど登り終え続くトンネル状になった狭いところをトライ中でありました。結局ザックなしでも通過不可で左のチムニーから抜けていた。
1P目チムニー上の先行TOP

続いての順番は男女ペアで有ったが先行パーティーの登りを見て、我々を先に行かせて下さいました。感謝です。
1P目薄田リードでスタート。12m(70°~80°)と易しめだが氷の発達が以前の記録ほど無く、先の岩がトンネル状を成し、一見して通過不可能と判断。先行と同じく左のチムニーに入るが大いにザックが邪魔して体が上手く上がらない。残置ハーケンが2本有り、チムニー奥の最上部に木の根っこが良いホールドになってくれて助かった。チムニーを左側に出てブッシュ帯を10mでピッチを切る。
1P目

2P目は釣瓶で河合君に行って貰う。途中スクリューを3本入れ快適そうに登る。3P目手前の木の根でピッチを切っていた。
続いて薄田の番だが上を見上げて見るとやはり氷が無い!いや、核心部はゼロでは無いがワイドクラックの奥にベルグラ状に気持ち貼り付いてる程度。薄田、思わず「是、どうやって登るの?」と口に出してしまった。
先行の2ndは上部をステミングで上手く登っていたらしい。
ルート終了してから河合君曰わく3P目は私が行く気満々に見えたので止めなかったとのこと。「早く言ってよ—!止めましょて!」
静観すること暫し。どう見ても右のワイドクラックを上手く使ってしか登れないと判断。
右のクラック奥に右足で蹴り込み更に右半身をワイドクラックに入れて登る。先にアックスは2本ともクラック奥の氷に引っかけ程度に打ち込む。
左足は微細なホールドに『ダート』の1本爪で立つ。連続して登れないのと傾斜がキツいので左足脹ら脛があっという間にパンプする。
スタート3~4mはましな氷があるので気休めのスクリューを1本入れる。その後右壁のペツルのボルト迄遠いので意味を成さない。
ペツルから先に残置見えなく4m程登るが落ちれば氷に直撃必至。よく見ると左遠くにリングボルト発見。助かった。引き続き右のクラックに右足をねじ込み左足は微細なホールドに1本爪を引っ掛けながら登るも左脹ら脛、すぐにパンプ。
ボルトは1.5m間隔に5本程度続くが徐々に左へ遠くなる。想像であるが夏の人工用に打たれた物では無いでしょうか?
登るとヌンチャクの玉切れになり、下の2本を外して上にロープを伸ばす。疲れて来たので河合君に申し訳無いが2回テンション休憩を入れる。
更に登ると徐々に両サイドが狭くなってきて左側にアックスを入れられるクラックが出てきたので惜しげも無く入れて捻る。1時間も掛けて3P目やっと終了。落ちなくて良かった。実感であります。
3P目下部

3P目上部

3P目脇のニードル

ビレーポイントには2本のペツルと太いシュリンゲが残置されおり有りがたく使わせて貰う。ピッチを切り、河合君を迎える。
4P目河合君の順番だが見上げると同じく氷がほぼ無い。3P目より短く傾斜も落ちるが相談して続いて薄田リードとする。
ここも微妙なミックスクライミングが続くが左壁際に残置支点が適当に有るので1テン入れて登れた。抜け口がキノコの笠状になっていて右の氷にアックス決めるも頼みの氷に力を入れた瞬間、その氷が崩れ落ちあわや墜落。左アックスがクラックを捉えていたので何とか持ちこたえた。最後のキノコ笠はハング状でラックのギヤ類が邪魔して足を上げるのを手こずるが(体、固すぎ)気合いで左足を上げ笠の縁に蹴り込み通過。
4P目薄田

4P目キノコ上

終了点は太めの立木に環付ビナまで残置されておりメジャールートを実感。
但し、氷が有れば。(先行は上手く、我々の1/2程度で登っていると思う。)

コースタイム
7:35内山峠→8:35/55一杯水→9:10/55取付→11:25 2ピッチ目終了
→12:25 3ピッチ目リード終了→13:00 3ピッチ目フォロー終了
13:05 4ピッチ目リード開始→13:40 4ピッチ目リード終了
→14:00 4ピッチ目フォロー終了
14:30下山開始→14:55/15:05一杯水→15:40内山峠

西上州 相沢大氷柱

2017年1月22日(日)
薄田(記)、河合

前週の「刃渡り沢」のアイスクライミングに続いて今週は相沢アイスエリアに入ることにしました。
前週は向畑代表が入っており、「犬殺し」が細いながら登れたとの情報を貰っていたので私も数年ぶり2回目ながら新進気鋭、河合君と計画しました。
21日の夜、「二子」のクライミングを済ませた河合君と高坂SAで待ち合わせしていつものところにテントを張る。

1月22日
天場を6:00前に出発し最終部落先の登山者用駐車場を目指すが橋を渡ったところでレガシー早めのギブアップ。手前に有った路肩駐車スペースに駐めて歩くことにした。PS迄5分くらい。
上信越の山々は大雪だがここは西上州。登山道には前日に降った雪がチラッと有る程度。大岩の「中の宮」から東側の谷、尾根を1つ越える。そんな時後方からクライマー集団(6名ほど)に煽られる。
そこまでチンタラ歩いていたがここで頑張らないと折角の夜行お泊まりの意味が無くなる。河合君猛然とスピードアップ。
何とか1番乗りで相沢大氷柱に到着。ここまで1.5時間ほど。
早速準備して薄田リードでスタート。薄田も50mスケールのぶったったアイスリードは初めてで途中に有るテラスっぽいところで休憩を入れながら1時間掛けてリード終了。
気温が高めだったのと前日に登られているのでグレード0.5グレードほど下がっていても兎に角長い。オジサンクライマーは疲れました。
続いて河合君フォローしましたが何と写真撮りながら30分。流石。
残置支点から懸垂で下降。
リード交代で2本目突入を考えたが新グループトップ1/2ピッチほど登ったところ。事もあろうにトップロープを掛けるとのこと。仕方ないのでお隣のエリア(エイプリルフール)に移動。
その左の氷(全3ピッチ)を河合君リードで1P目のみ。ここもロープスケールで30mで全体の傾斜は大滝よりは落ちるが最後の90度はつらら集合体状で登りづらくフォロー薄田はフットフォールドが崩れプチテンション。
河合君はフリーも上手いがアイスも安定していて30分で抜けていた。
3本目その右(写真)薄田リードで40m。やはり最後の5mが90度で抜け口にねじ込んだスクリューのクリップに手間取る。何とかクリップをクリアして右手奥の立木でビレー。
同懸垂下降して本日のお仕事はお仕舞い。
「荒船の湯」汗を流して帰途につきました。

相沢大氷柱全景
その3取り付き付近からその2上部
その3全景
その2、3中間部を「M」グレード6上で登るクライマー
登山道から大氷柱
大氷柱フォロー途中から取り付き方向
大氷柱下降中の薄田
その2下部よりその3を登るクライマー