二子山 西岳中央稜

2000年11月19日
赤井、櫻井、倉田、一ノ瀬(記)


赤井号で前夜発、二子山登山道入口手前の林道脇でテント泊。

獅子座流星群が今夜ピークを迎えると聞いていたが、なんとも寒すぎて星座観測どころではなかった。

桜井さんだけが1つ流れ星をみただけとなった。

翌朝快晴、秋晴れのクライミング日和を迎える。

しかし風が寒い!
ちょっと車を走らせて登山道入口着、けっこう車がある。

順番待ちを覚悟して出発。

15分程登山道を歩いて取付着、8:45。

2パーティー6名を待って登り始める。

1P目、日陰の為、寒くて冷たくて手の感覚がない。

2P目、うれしい日なたで順番待ち。

しかし風が吹くと寒い!
景色はよかったがここで10:30を過ぎ、このままじゃ日が暮れる、核心の3P目で終了とするかの意見がでるがとりあえず登る。

途中、日陰で凍っている場所あり。

登るのにはあんまり関係なかったけど冬を感じた。

そういえば登山道で霜柱も見たなあ。

3P目、赤井さんがてこずっているのを下でみる一ノ瀬、本番2度目でこの試練、くぐり抜けられるのか?いや、登らにゃならぬ。

レイバックもどきで必死で切り抜ける。

(実はヌンチャク掴んだり右にあったボルトを踏んでズルをした。)

腕がパンパンだ。

ぜいぜいしながら大テラスに着き、後続の桜井さんに「なんだかうるさかったなー」との指摘、
「ダメだー、落ちるー、恐いよ-!」いつもの独り言がデカかったようだ。

ここで終了の予定だったが2P、3Pと核心をクリアした前パーティーも見えないのでこのまま続行、最終点までいくことにした。

4、5Pは、ん~大丈夫かなあーという感じが実は手がかりがちょこちょこあったりしてなんとかクリア。

最終ピッチは草付きを登って終わり、14:30。

全行程、リード赤井、一ノ瀬、桜井、倉田の順で登った。

さて、下りだが、前情報で「危なく恐い下り」と聞いていたが本当だった。

足を滑らせれば一貫の終わりの岩稜をゆっくり慎重に下る。

途中、「ここ本当に下山道か?」

と不安がよぎったが登山者1人にすれ違い、不安解消。

1時間もしないで股峠、朝通った登山道分岐に着く。

二子山は石灰岩の岩場、ということだが気をつけないと手が切れる感じの岩だった。

雨が降ると滑ってだめだめになるらしいが今回は天気もよく岩も乾いていてよかった。

各テラスからは両神山が正面に見え、渋滞のお陰か?ひなたぼっこしながら黄葉も景色も楽しめた。

おまけ:帰り道、秩父市街で今度は車の渋滞にハマる。

赤井さん、桜井さん、倉田さん、ありがとうございました。

 

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