2025年9月19日〜28日
小池、山崎、船戸、薄田(記)
5月の小川山集会で分厚いトポを小池さんから見せて貰い「ギリシャ」か「いいなー」程度にしか思っていませんでした。
海外経験と言えば約40年前にパラグライダーの仕事がらみで韓国と台湾にしか行ったことが無くましてやクライミングで海外なんて仕事を引退してフリーに成ってからくらいにしか淡く思いをいたすしかなかったです。
そんなとき(6月初旬)山崎さんから当初二人の予定だったが船戸君参加希望となり私に参加打診のラインが入りました。
検討の結果会社の若手役員から「老い先短いのだから行けるうちに行ったほうが良いと」背中を押されyesと返事。
そこからが大変、最初にエアーラインのチケットGet。BOOKINNG.COMで小池さんらが取得済み中華系吉祥航空(上海トランジット)の往復チケットGet。
続いてアテネからコス島(エーゲ航空)&帰りのカリムノス島〜アテネをTrip.comでゲット(BOOKING.COM)ではうまく買えませんでした。
それから順序が違うがパスポートGet,現地でスクーターレンタルのために国際免許Get等々。もう大変。
今回は海外経験豊富な小池、山崎両氏の全面バックアップもあり何とか無事に行って登って帰ってこれたけど一人で全部やってたら上海までの往復が精一杯だったと思います。
一番グレードが高かったのが成田ーアテネーコス島までの「バゲージスルー」。
上海で小池さんが現地のAIR lineのちょっと偉い人とネゴ、コス島まで通しで運ん貰い無事にコス島まで予定通り到着。小池さん凄いです。(私も仕事で見習います)
ここでやっと行程記録(船戸君、都合でアテネ〜成田は別行動)
9/19 成田~上海浦東
(トランジット6時間有ったので上海プチ観光)
9/20 上海浦東1:10~アテネ国際7:38
コス島10:45~カリムノス島
(タクシーでゲストハウス)
14:00位からゲストハウス裏手徒歩10分で
軽くクライミング
9/21〜25 各ペアでクライミング&観光
9/26 カリムノス島7:30~アテネ国際8:30
(ここから3人で行動)
9/27 アテネ国際14:45~上海浦東5:05
9/28 上海浦東8:00~成田12:00
コス島(マスティハリ港)からカリムノス島(ポティア港)は高速艇で40分位だが北風が強く波も高いので海水飛沫がデッキ上シートに座っていると何度も降りかかり顔がしょっぱい。
古いけどサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」が自然と口から出た。下手くそだが風が強く誰も聞こえない。
ポティア港からは小池さん予約のタクシーでゲストハウスまで20分。
当たり前だが日本人は我々だけで周りに居るのはヨーロッパ各地からの人々(おそらく)。顔の彫りが深く格好いい(可愛いーー)
「ゲストハウス」
バルコニーから間近にテレンドス島が見え、夕日が沈む時は絶景。(これぞリゾート。朝食もここで取りました。)
以前はオーナーさんファミリーの自宅でリノベ済み。広いリビング&キッチン(冷蔵庫、食器完備)、ベッドルーム二室(4BED+sofaBED)洗濯室+洗濯機、洗面、トイレ、シャワールーム一緒のスペース(バスタブ無し)
シャワーは太陽熱温水だが4人使って十分余裕のタンク容量だった。
飲料水は水栓からは海水濾過水で少し塩味が残るので飲料不可。ミネラルウオーターを買うかマスーリ周回道路途中に有る給水所でペットボトル等に確保の2パターン。
食事は外食か自炊だが小さなスーパーがマスーリ周回道路途中に3件くらいあり日本のコンビニの130%の品ぞろいで必要なものはアルコール含め大概ゲット可能。物価は日本の約120%アップ(野菜類が高い)
「クライミング」
グランデグロッタ(どっかぶりのケーブ)は早めに日が当たるので午前中が勝負。
薄田、船戸組は「アフタヌーン」エリア付近中心なので14:00位までは日陰で快適。
いちいちルート名を上げるのは大変なので6c、7a位までのグレードを多数登りました。
シーズンで言うとTOPシーズンは10月らしいが混むらしいのでちょっと暑いが今回行った9月中、下旬くらいが狙い目では無いでしょうか?約1週間滞在したが毎日晴れて乾燥して日本の湿気が懐かしく成る。
イコール岩はパリパリで二子の冬みたいに冷たくない(当たり前か)
今回薄田はグランデグロッタ付近しか触ってないが他にも山ほどエリア、ルート(1,800以上)が有るので石灰岩好きの諸兄にはたまらない所ではないでしょうか。
日本の各エリアが「虎の穴」(アニメタイガーマスクのレスラー養成所)だとすればカリムノスはエンジョイクライミングエリアと言い得るでしょう!
また行きたい。
P.S:アテネの旅行者用ホテルのエレベーターにびっくり。何と動き出したら壁が露出し ておりビックリ、要は内扉が無く手を挟んだらなくなっちゃう状態。日本基準が当たり前と思ったら大間違い。
帰りアクロポリスの最寄り地下鉄駅乗車で市内周遊チケットで改札通過したが終点の駅で改札手前に待ち受ける職員にチケット見せたらエリア外乗車でペナルティー支払いを告げられビックリ
私は65オーバーなので約3千円、他2名はその倍ふんだくられました。
後ろの外人さんは文句言ってたけど我々は時間がもったいないので素直に支払い。
肝心なクライミングの記録は出て来ないじゃないかとクレームの声が聞こえそうですがもう少しお待ち下さい。
何せ海外クライミングビギナー(この年齢で)なので色々有ります。
■ 準備編
1.パスポート取得:何せ40年前の大きめの赤いやつはとっくに失効。これは地元越谷で手続き出来て割とスムーズ。
2.国際免許取得:現地でスクーター等レンタルに必要。ショップのおばちゃんがチェックしてました。各エリアは駐車スペース狭いのでスクーターが便利。
整備不良なのか回転を上げないとドライブしない。また、ノーヘル、サンダルばきは捕まると罰金と注意されたがマスーリ付近で警察の姿は見かけませんでした。
「ギア」
1.ロープ:各ルートが長いので最低70M必要、出来れば80M
2.ヌンチャク:各自20本がベター(各ゝが違うルートをトライする場合有れば)
3.ヘルメット:ノーヘルも居たが8割程度装着(自己責任)
4.シューズ:各自の好みだがどっかぶりで無ければ堅めがベター
5.ビレーグラス:ルート長いので必携
6.ウェアー 上:Tシャツ、下:薄手のクライミングパンツ(ヨーロッパクライマーはほぼ短パン)朝夕はウインドブレーカーかフリース、雨具:持参したが雨降らずで未使用
「バゲージ」
預け入れは吉祥航空は23Kgだがエーゲ航空は15kg迄なので行きだけ追加料金払いました。(複数で行く場合は要分散)
「SIM」
ワールドSIMが使えました。(ハウツーは事前に)
「反省点」
薄田は4日目午後から咳、鼻水止まらず翌日からゲストハウスで留守番。
11時間のフライトのダメージも有ったが直前の3連休も休まずクライミング。
ツアー中にコンディションを崩さないようなコンディション作りが必要でした。
■ 交通・準備
レンタルスクーター
手前から125cc (20€/日) 50cc 2台 (14€/日) 200cc (25€/日) と総じてアジア圏より割高、ピークシーズンは事前に予約しないと借りられないおそれあり。
「WhatsApp」を活用し、事前に店舗の目星をつけて相談しておくのがおすすめ

コス島からカリムノス島へ
夏季は季節風「メルテミ」による午後の欠航リスクに注意が必要。

帰路に利用したSKY expressのプロペラ機
週3便の運行で風の影響を受けやすいが、今回は定刻通りであった。

■ ゲストハウスと環境
滞在した一軒家
バルコニー正面には島のシンボル、テレンドス島の全景が望める好ロケーション。




島内各所にある給水所
ボトル持参で飲料水の補給が可能。(写真は18番)

路地の裏手に位置する岩場
生活圏とエリアが隣接している。

近隣の雑貨店
日曜を除き、毎朝焼きたてのパンが店頭に並ぶ。

■ クライミング
マスーリ村近くのクライミングエリア
どっかぶりの看板ルートが揃う「Grande grotta」とその北側に位置し日陰が長く午後も快適な人気エリア「Afternoon」を一望できる。
写真下部の矢印箇所を拡大すると、「L’Uomo Che No….」をトライする船戸氏の姿が確認でき、このエリアの圧倒的なスケール感を感じていただけるだろう。
北端のSpartacusには稜線に抜けられる6ピッチマルチの快適★★★ルート「3 Stripes」がある。眼下の絶景を楽しみながら登攀でき、グレード感は城山の西南カンテ程度。
所要時間の目安は待機・休憩を除き登攀終了点まで約2時間。終了点からはロープを使わずにSpartacusの取り付きまで戻れるが下降路はやや迷いやすいため注意を要する。下降の所要時間は約1時間。

Afternoonエリアにて「L’Uomo Che No….(6b)」をトライする船戸さん

テレンドス島を背にしたAfternoonエリアの快適なビレイ

Grande grottaの超有名ルート「DNA (7a)」をオンサイトする山崎氏
とても混んでいてひとり1トライしかさせてもらえなかったのが心残り。こうした人気ルートを狙うなら早朝出発で確保しなくてはならないと痛感。

テレンドス島から望む対岸のマスーリ村
島内からもGrande grottaの巨大な岩壁が際立つ。島への渡し船は片道3ユーロ、所要約10分で早朝から深夜まで運航されている。島側の岩場へはグループでのチャーター交渉による送迎が効率的である。

初日は滞在先至近のPoets Zeusエリアで足慣らし
貸切状態の「GOAT TRAIL (6b)」にて人物のサイズ比からもうかがえる岩壁の圧倒的な広大さに圧倒された。

最終日はPoets mainエリアへ
「Pepe Gilles (6c)」55mもの長さを誇る立体的な星付きルート。このような壁で登るほどに増すロープの重みへの対策に長めのクイックドローを多めに携行したい。

■ そのほか
ポティアの街を一望する丘の上に建つAgios Savvas修道院
ビザンチン様式の美しい壁画を鑑賞できる。クライミング以外にも古城巡りや南欧の風情ある街並みの散策、バイクでの島巡りなど豊富な観光資源もこの島の魅力である。
