有笠山 フリークライミング

2015年7月25日(晴)
向畑、平岩あ(記)

暫く空いてしまったが、フリークライミング部、活動報告を。
サボっていた訳ではないんだけど、相変わらず成果がないのと、やっぱり報告を上げるなら本チャンだろうと思って、こっちは控えていたのだが。
いたのだが、会員にあまり報告を書いて貰えず、HPが少し寂しいので、成果の方は置いといて、活動してますよー、の報告だけ。

暑い。
前々日に会長様から連絡があり、土曜日だけ一緒に登りに行くことに。
釣りに行く予定がダメになってしまい、土曜日一日だけ時間が出来たらしい。
行き先は有笠山。
直前までどのエリアに行くか迷ったが、取り敢えずフェアリーを見に行って、ダメそうならヘルケイブに行くかー、ということで東口へ。

フェアリー、壁の右半分は何とかなりそうだけど、左半分はヌメヌメじゃ。
会長お目当てのロマンチック街道がダメそうなので、取り敢えず、東の石門でアップしてから、ヘルケイブに向かう。
そのヘルケイブ、貸切。
そして、岩のコンディションも普通そう(に、この時は見えた)。
会長は、ムズいと評判のるんるんしんすけ。
自分は、正直登れるルートないけど、このエリアでグレードが一番低いBlast-off。

会長は、本当にこのルート、ムズいんかい?というくらい普通に登っていた。
が、いかんせんホールドのコンディションがかなり悪いらしい。
「可能性が薄い」ということで、2便出して早々にヌンチャクを回収。

自分は、というと、人生初の12に何もさせてもらえず。
うーむ、こんなに差があるとは。ホールドのコンディションうんぬん以前の問題だったなあ。
また修行して出直そう。
という事で、こちらも2便出して、それ以上登れそうになかったので、回収。

最後は、今日一日フェアリーで登っていた「く」に合流。
No Siestaにマスターで取り付くものの、4ピン目掛けたくらいで先に行けなくなり、会長と交代。
情けない弟子に代わってトップアウトしてもらい、ヌンチャクを回収してもらう。
うーん、山での縮図を見るようじゃ。

そんなこんなで夕方まで登って、本日の部活動は終了。
やはり、自分の師匠(= 会長)と登ると非常に刺激になる。お陰で初めて12に正面から取り組む事が出来た。
そして、その会長、齢○十を越えているのにこの登り。もはや妖怪にしか見えん。

という事で、向畑さん、お疲れ様でした&ありがとうございました。
人生初の12にトライするのに全力過ぎて、写真を撮ってる余裕もありませんでした。
次回、せめて写真を撮る余裕くらい残して登りたいものです。
(不肖の弟子より)

滝川本流

2015年7月11日
鳴海、浅井(無所属)、伊藤(無所属)

ルート:
出会いの丘→豆焼沢出合→釣小屋跡(遡行終了)→作業道~登山道→出会いの丘

夏休みに向けた泳ぎ系トレーニングとして滝川本流へ。初めての泳ぎ系遡行を堪能した。

平日降り続いた雨のせいか水量多めか?常に水流と向き合い、約13時間活動で無事終了。

入渓直後から水圧強め?
入渓直後から水圧強め?
切込み隊長浅井さんが突破した淵を、敬意を表しながらフォロー。
切込み隊長浅井さんが突破した淵を、敬意を表しながらフォロー。
一瞬ナメ床
一瞬ナメ床

帰宅後、過去の記録と見比べるとやはり水量が多かった。今回はほとんど高巻していない為か過去の記録や、ガイドブックのコースタイムにくらべかなり時間を要した。

何とか完全に日が落ちる前に登山道に合流し、無事に山行を終えることができた。

 

河又 フリークライミング

2015年5月17日
薄田、野澤、平岩あ(記)、平岩く

日曜日だけ予定が空いていたメンバーで河又へフリークライミングへ行って来た。
天気に恵まれ、気持ちの良いクライミング日和。
この時期は岩のコンディションも良く、結構な人が登りに来ていた。今日の河又

9時過ぎくらいに、適当に岩場に到着。薄田 – 野澤、平岩あ – くでペアを組んで各々好き勝手に登る。
本日、大五郎・ドラゴンストリートのラインは3、4人がトライしていたので、アップは全員ミヤザキミドリで。

その後、薄田 – 野澤ペアは、イヤーイヤ(5.11a)をトライ。
野澤君、イヤーイヤを2撃。まあ、彼の力からすれば当たり前でしょう。
薄田さん、イヤーイヤ、2ピン目出来ず敗退。確かにそこ核心ですが・・・。
曰く「僕ちゃんの嗜好には合わない」だそうで、まあ、雪山モードからのリハビリ中ということで、徐々に元に戻って来るでしょう。野澤_イヤーイヤ

自分は以前一度触って宿題になっていたサファイヤ(5.10d)を片付けたい。
1便目のマスタートライで、やっぱり最上部が出来ず、結局この日の2便目でやっと登れた。
くは、サファイヤ大変そうだからやらない!とのことで、上に上がったところにある5.9へ(名前忘れた)。
が、この5.9が結構悪い。く、ハマって結局3便(だったか?)かかる。

イヤーイヤが早々に片付いてしまった野澤君、ヌンチャクが掛かってて回収しなくて良いという、何とも不純な動機から、次はドラゴンストリート(5.11d)へ。
むむ、さすが、下部の大五郎との共通パートは難なく抜ける。
が、大五郎から左に分かれるあたりから、かなり悪そうだ。
1便目はA0しつつ、何とか上に抜ける。
ムーブが固まるまで、もう少しかかるかな?野澤_ドラスト

薄田さんは、自分と一緒にサファイヤをトライ。
最上部、左の10bのラインから登っていたのだが、そこは温かく見守っていたのに、くがいちいち指摘。
別にどっちでも良いじゃん。
薄田さんも2便目で登れたようだ。

くは、5.9でハマって沈む心を引き摺りならが、本日の目標ルート小作人(5.11b)へ。
頑張って2便出すも、結局3~4ピン目が解決出来ず、本日はあまり成果がなく終わってしまった。

自分は、昼過ぎから本日の目標ルートそういちろう(5.11c)へ。
以前1度触って全くお話にならず、放置していたルートだが、今日は、少しだけ前進。
午後3便出して、ようやくトップアウトできた。
でも、もっとムーブが洗練されないと、登れなそうだな。

野澤君のドラゴンストリート2便目、途中からしか見てないが、結構上まで行ってた。
さすが、ムーブ固めるのが早い。
最後はヌンチャク掴んじゃったけど、これ、あと2、3便で登れちゃうんじゃないの??

ここで平岩x2は、諸般の事情から帰らないといけないので、薄田さんが、大五郎を登っているところを下から眺めつつ、お先に岩場を後に。薄田_大五郎

今日も楽しくクライミングが出来た1日だった。
皆さん、お疲れ様でしたー。

 

 

平標山ヤカイ沢 (山スキー)

2015年4月18日(土) 晴 風やや強め
鳴海(記)、倉田(立川山岳会)

先シーズンの春よりスキーを始めて
念願の山デビューを果たした。
平標山は融雪が進んでおり、
アプローチしている尾根からは
山頂から落ちる沢は全て滑走不能に見えた。
融雪進む平標
先行のスキーヤーも途中で諦めて降りてきた。
足を止めてがっかりしながら二人で山をみていると
斜面に単独スキーヤーが現れた!
あっとゆう間に滑りおり、遠目には上級者にみえた。
「我々に滑れのだろうか・・・」
スキーキャリアはそれなりの倉田女士だが
山スキーは、ふたり揃って2回目の初心者。
引き返す理由には事欠かない状況であったが
とりあえず山頂を目指した。
恐らく、ツボ足で歩くのが正解だったのだが
頑なにスキーで登り続けて、アプローチに時間がかかった。
おかげで、スキー登高技術はアップしたように思う。
スキーで登る
山頂でしばらく休憩し、ドロップポイントを目指した。
ほどなくして、先人のシュプール発見!
ドロップポイントに立ち
私「倉田さん、これイケルキガシマス。」
誰もいない静かなヤカイ沢をふたりで満喫。
ヤカイ沢満喫
とても素敵な一日になりました。

二子山 祠エリア

2015年4月4日(土)
平岩あ(記)、平岩く

フリークライミング部、活動報告を。
新年度最初の土曜日、二子山へ行って来た。
まだ弓状デビュー出来るほど登れないので、本日も大人しく祠で修業。
本日の天気はイマイチ。朝から細かい雨が降り続き、結局1日中微妙に降ったりやんだり。
一方、壁のコンディションはばっちり。
一部、上部が被っていないルートは雨でダメだったが、それ以外のルートはベストに近いコンディションだったのでは。

いつものように話がピーマンでアップ。
(く)も続けて登るが、この人はこのルートが大の苦手で、何度も登っているのに、大体2回に1回はテンションが入る。今日はその2回に1回の日。
続けてごんべえをやりたかったのだが、登っている人がいたので、空いていたシリアルを登る。

2人とも登り終わって少しぼーっとしていると、ごんべえが空いたので早速取り付く。
このルート、(く)は既に登ってしまっているが、情けない事に自分は宿題で残っている。いい加減片付けたいところだ。
今日はまとめて便数を出しても、片付くまでやろうと思いながらヌン掛けに行ったら、マスターで登れた。らっきー。
(く)も続けて登り、普通に再登。
降りてきて、「ムーブが分かっちゃえば、アップに丁度良いね」。
はいはい。

さて、宿題が早々に片付いたので、少し休憩してから、今日の目標ルートであるMOONへ。
いや、このルート超ムズい。
4~6ピン目が大変過ぎ。無理矢理トップアウトはしたものの、全っ然繋がる気がしない。
ムーブが下手なのか、ルーファイが下手なのか。いずれにしろ、下手じゃ。
本日2便出して、ヨレヨレになって回収。また新たな宿題が。

(く)は本日の目標ルート、ラッキーキャットが雨で登れず、午後はテンション低め。
最後に孫悟飯にオンサイトを試みるも、失敗。
その後の2便目で片付けていた。

そんなこんなで、ダラダラ登って早めに下山(どんな部活動じゃ)。
いつもながら、下りの登山道が雨で悪い。
なんだかんだ言って、毎回ここが一番の核心な気がするのは自分だけか。

 

谷川岳 一ノ倉沢 二ノ沢右壁

2015年3月7日
向畑(記)、坂口(東京YCC)

2時40分、センター発。天気は曇り。2週間前に来た時はラッセルで一ノ倉沢出合まで2時間半かかったが、今日は1時間で到着した。
4時15分出合発。二ノ沢のクレバスは左から越える。6時15分頃右俣から右壁に入る。
ところどころ腰近くまでもぐるが、大体膝下までのラッセル。それほど状態がいいとも言えないかもしれないが、曇っているので大丈夫だろうと思い取り付く。

第一の氷瀑は傾斜がないのでノーザイルで超えるが、氷が薄くピックが岩をたたく。氷瀑上の雪壁の上の氷はさらに薄くて登れない。ここでアンザイレンして向畑リード。以降交代につるべで登る。

左のルンゼの氷を登り、ベルグラを右にトラバースして正規ライン上の雪壁に戻る。55m。氷を探してスクリュー2本でビレー。
雪壁を登り帯状ハング取り付きまで30m。ハング下の氷柱にタイオフでビレー。

ところが、帯状ハングに氷がない。所々、薄いベルグラが乗っている程度で出だしは岩が出ている。特に、通常登られているとされている傾斜が緩い右側には全くない。仕方がないので急傾斜の左の草付きラインを登る。ブッシュとピトン、イボイボを打ってランナーを取るが、結構ランナウトする。ハングを越えてからさらに、草付きとベルグラを右にトラバースして正規ラインの雪壁に戻る。35m。残置ボルト1本を見つけ、ピトン(効いてない)とスクリュー(全く効いていない)を打ち足しビレー。

過去の経験から、谷川は雪の多い年は、氷の発達はあまりよくないことが多い。この分では、上部雪壁の状態も悪いのではないかと思われたが、そうでもなかった。

帯状ハング上の雪壁を直上。30m。ブッシュでビレー。
ここから滝沢リッジにエスケープすることもできるが、尚も直上する。突き当たりの岩を左に回りこんで雪壁のできるだけ右よりを登る。35m。右側の岩にピトン2本打ってビレー。
さらに雪壁を登る。45m。右側の岩にピトン2本でビレー。
草付きをトラバースして滝沢リッジに。15m。急斜面上のブッシュでビレー。時間は13時30分。
ここまででも結構かかってしまったが、大した距離でもないのに、雪がたっぷり乗った滝沢リッジを抜けるのに、さらに3時間かかってしまう。このころから雪がちらつき始める。

滝沢リッジの雪稜を登る。45m。ブッシュでビレー。
さらにリッジを登りドームの基部に。途中からコンテで75m。ドーム着16時30分。小降りながら、本格的に雪が降り始める。
ドームの基部を右にトラバースし、Aルンゼへの懸垂支点に。20m。

Aルンゼには三スラを登ったクライミングファイト・伊藤さんと、さがみ山友会・河崎さんのものと思われるトレースがあって助かった。
Aルンゼからドームのコルに上がり、国境稜線に。17時15分着。
ガスで視界がないなか、トレースを頼りに西黒尾根を下る。センター着20時15分。下界では雨になっていた。

ちなみに、冬の二ノ沢右壁の核心は、帯状ハング上の不安定な雪壁であると言われている。特に、初登の鎌田さん、市橋さんパーティ、第2登で単独初登の細貝さんも、この雪壁を登らないと右壁を登ったことにならないとして、こだわって登っている。
しかし、最近は早い時期に上部雪壁の雪が落ちてしまい、全面スラブが出ていることがよくある。そのため、仕方のないことであるが、最近は上部雪壁を登らずに、滝沢リッジにエスケープしているパーティが少なくない。
今回は、雪が多いことに加え、曇っていて気温が上がらなかったこともあってか、比較的安定した雪壁が続いていた。ただ、全体的に氷の発達は良くなく、状態が良かったのか悪かったのかはよくわからない。

ついでに、女性の年齢を公表するのはマナー違反なので個々の年齢については触れませんが、合わせて102歳のパーティのため、登っている時にはそれほど感じなかったが、西黒尾根の下降がきつかった。年齢とともに、西黒の下りが年々長くなっているような気がしてます。

 

上州 霧積温泉の氷瀑、吾妻渓谷 不動滝

2015年2月14日~15日
平岩あ(記)、平岩く

2月14日(土)

関越のスキー渋滞を避けるべく、5:30amに出る計画を立てたものの、結局自宅を出たのは6:00am。
ものの見事に渋滞にハマる。この30分が明暗を分けると知っていたはずなのに・・・。
今年は諸々の事情があって、冬山には全く入っておらず、この週末が今シーズン初アイス。
と言う事で、1日目は足慣らしに霧積温泉へ。
旧霧積館の駐車場に到着すると、既に車が5台。う、やっぱり混んでる。
車から降りて用意している間にも続々と車がやって来る。う、これ以上混むのか。
歩いて3分、現着してみると、既に簾状態。まあ、そうだよね。霧積全景
向って一番左のラインが辛うじて空いていたので、左の斜面から上がってトップロープを張る。
(く)と交互に一人8、9本登る。が、全然物足りない。
ゲレンデ中央の一番立った氷柱状にロープを張っていたのが知り合いだったので、頼んで1本登らせてもらう。
短いのに、結構腕が張った。まだまだ修行が足りん。
2:30pmくらいに飽きて本日終了。
この日は(く)の実家泊。 霧積登るきんじ

2月15日(日)

(く)の実家から車で10分、激近の吾妻渓谷・不動滝へ。
朝一で登りに行って、昼には帰るつもりだったのに、普通に寝坊。起きたら既に8時を回っていた。
実家泊は快適過ぎて怖い。
犬の世話とかしてたら、不動滝の駐車場に着いたのは10時くらい。
さらっと取り付きまで行けるのかと思っていたが、この日は朝から雪が積もっていて、途中のアプローチが結構悪い。
クランポンを履いていれば大した事なさそうだが、登山靴だけだと雪を被った岩に氷が張っていて滑る。
(く)はペルツのダートを履いて、ガリガリやりながら登ってくる。
ウエスタンラリアートをかましてやろうかと思ったが、見て見ないフリをしてなんとかその場を耐える。
自分は、四苦八苦しながら取り付きに。
誰も居ない。本日貸切。
ロープを結び、向って右側から取り付く。
F1は60度くらいで、終始快適。アックスも良く利く。不動滝登る
スクリューを7本持って上がり、途中で1本落としたら、上部がかなりランナウト。
階段状なので問題ないが、落ち口の手前が少し立っててビビった。相変わらず修行が足りん。。。
そんなこんなで終了点へ。
(く)を引っ張り上げる。
終了点からF2が見えるが、今年は上部が繋がっていない。
上手い人だと、あんな感じの状態でも登れるのかな?
今日はどの道時間がないので、F1のみで終了として懸垂で下降し、取り付きに。
車に戻ると早くも1時。予定では(く)の実家を1時に出たかったのに。

帰りは、新しく出来た焼きまんじゅう屋を見つけて立ち寄ったり、道の駅で買い物をしていたりしたら、予定通り関越の渋滞にハマった。
と言っても自分は例によって助手席で寝ていただけなので、特に苦労もなかったが。