1999年4月29日~5月7日
小谷、児矢野、杉浦(記)
赤岩尾根-鹿島槍-牛首尾根-十字峡-大滝尾根-仙人池-八ッ峰-馬場島
[4/28]
23:00 新宿に集合、23:20発の急行アルプスの臨時便に乗る。
客はまばらで、各々4つのシートを一人で使って、快適に大町へ。
自分は前日の睡眠不足からか、ぐっすり眠れた。
[4/29]
大町駅からタクシーで大谷原へ。
他のパーティは、S字峡からガンドウ尾根に行くというチーム84の1パーティしかいなかった。
大谷原6:00発。
天気は曇り。
寒気が入っているようで、少々寒い。
赤岩尾根は、結局我々だけでトレースしていく。
11:40稜線直下。
少々不安ではあったが、まだ雪が締まっており大丈夫であろうということで、稜線までトラバースする。
12:45冷池小屋。
ここから鹿島ピークまでが、思った以上に長かった。
16:15鹿島槍ピーク着。
頂上付近だけ雲がかかって吹雪いていて、ちょっとだけ冬山気分を味わえた。
ピークからはすぐ牛首尾根の下降に入り、17:00、牛首山の手前でテントを張る。
5月ということで、シュラフカバーしか持って来なかったが、この日はちょっと寒かった。
[4/30]
ちょっと寝坊して、3:20起床。
5:45出発。
天気は晴れ。
誰もいない雪稜を歩くのは気持ちがいい。
2300mくらいから、地形が複雑になり、視界がなかったらかなり苦労しそうだと思った。
6:50、2061m分岐着。
雪が締まっていて、意外に早く進む。
1849m辺りからブッシュが多くなり、逆になかなか進まなくなる。
途中、新鮮な熊の足跡らしきものがあり、時々叫びながら進む。
9:15、1476mピーク。
だんだんと尾根が急になって、悪くなってくる。
13:40、さすが小谷さんのルートファインディングで、さして大きな間違いもなく懸垂点に出れた。
それにしても、この下りは結構悪く、核心を一つ越えた感じがした。
1ピッチの懸垂で十字峡に降りる、14:00。
ここで第一の核心十字峡徒渉となる。
服を全部脱いで、ヤッケだけ着る。
小谷さんが気合いを入れて、最初に渡りだす。
途中確保していてちょっとヒヤッとするが、さすが無事徒渉。
次に自分が渡る。
流れは結構早く、水は深いところで胸まであり、かなりたいへんだった。
最初に徒渉してたら多分やばかった。
児矢野さんも、無事徒渉、16:10。
ここから水平歩道まで登り、十字峡まで出て幕営、17:10。
黒部川無事徒渉、天気はこのあと数日晴れの予報、ということで、改めて気合いが入ってくる。
[5/1]
2:30起床。
5:00出発。
天気は快晴。
約20分ほど北尾根を登ってから、雪稜をトラバースして、懸垂点に着く。
そこから2ピッチ懸垂して、剣沢に降り立つ、6:30。
沢には雪が多く残っていて、楽々歩いて大滝尾根の取り付きに至る、7:10。
ここで、小谷さんの「大滝を見に行きませんか?」
という提案で、ザックを置いて大滝を見に行く事にする。
冬は雪崩の巣、夏は厳しい沢登りが必要なこの幻の滝は、今はあっさり雪の上をただ歩くだけでその下まで行けた。
轟々と落ちる幻の大滝は、たしかにすごい。
小谷さんは、ミーハーギャルのように写真を撮りまくっていた。
大滝の前で修学旅行生のように記念撮影をして、取り付きへ戻る。
ここから第二の核心、大滝尾根。
気分を登攀に戻して、気合いを入れる。
[大滝尾根登攀編1日目]
[杉浦リードで取り付く、8:20。
1ピッチ目、垂直に近いブッシュ、空荷で取り付く。
ブッシュはしっかり生えていて、ホールドとして十分使える。
気合いが入っているせいかあまり怖さは感じない。
45mでザイルをフィックスする。
3人でザイルが2本の為、荷揚げをすると後続が別々に登らなければならず、時間が掛かってしまう。
2P目、急傾斜のブッシュ、まだ1週間近くの荷が入っているザックを背負っての登攀はちょっとつらい。
途中土壁にバイルをさして登る。
45mでフィックス。
3P目、ブッシュ、ドーム基部まで(20m)。
4P目、ドームは、トポにある左上するリッジの奥を所々生えているブッシュを頼りに空荷で登る。
30mほど登るとリッジの大滝側へ出て、剣大滝が上から見渡せ大変気持ちがよかった。
そこから少し登ったところでフィックスする。
天気が良くちょっと暑いぐらいだが、ここは大滝の方からくる風が気持ちいい。
5P目、3級程度の岩を20mほど登るとビバークできそうなテラスへ出る。
途中残置ハーケンがあり、ルートは間違ってないと安心する。
テラスで、ザイルの流れを考えてピッチを切る。
ここで時間はまだ2時頃(だったような)で、まだ時間は有るということで、次のビバークポイントの出現を期待してピッチを伸ばすことにする。
6P目、右から回り込み、雪の付いたやせた岩稜帯へ出て(雪のテラスだと思われる)、次の急なブッシュ帯の前で切る(45m)。
7P目はブッシュ、薮の中のリードは、ザイルがだんだん流れなくなってきて、最後のほうはかなり重たくてつらい(45m)。
8P目、急傾斜のブッシュ(40m)。
9P目、急傾斜のブッシュ、垂壁が出てきたので、その前で切る(35m)。
10P目、たいしたことないと思ってザックを背負ったまま垂壁に取り付くが、途中ではまる。
1ムーブがこなせず、たぶん使わないであろうと思っていたアブミを出す。
ちょうど残置ハーケンがあり、まずそこにアブミを掛け、次に細いブッシュにシュリンゲを巻き、アブミを掛けて乗ろうとするが、そのブッシュごと落ちそうになり、慌ててハーケンのほうのアブミに戻る。
仕方がないので気分を変えて別のムーブに変えてみたら、結構すんなりいき、垂壁を抜けることができた。
トポにもこんな垂壁のことは載っていなく、見た目も簡単そうだったので、なめてかかってしまったのが、ちょっとまずかったようだ、40mでフィックス。
11P目、傾斜の緩いブッシュ帯から、雪稜に出る(35m)。
ここの雪がちょうどテラス状になっていて、ぎりぎりテントが張れそうなスペースがあった。
細い稜にちょこっと雪が乗っかっている、というような感じでかなり不安ではあったが、小谷さんが慎重に(?)下検分した結果、大丈夫であろうということで、ここに張ることにする。
17:40。
テントに入ってしまえば、あまり気にならなくなって、ぐっすり眠ることが出来た。
[5/2]
2:30起床。
5:00出発。
天気は快晴。
[大滝尾根登攀編2日目]
引き続き杉浦リードで登攀開始。
12P目、雪稜を歩いてブッシュ帯の前で切る(40m)。
13P目、ブッシュ、緩い傾斜からだんだんと急になってくる。
傾斜がほぼ垂直に近くなってきたところでピッチを切る(45m)。
14P目、少し登るとブッシュ混じりの垂壁が出てきたが、その垂壁は難しそうだったので、その下を右斜めにバンド伝いに登り、そのあと木登りをする。
が、途中でザックが引っかかり、どうにも登れなくなって、ピッチを切って、フィックス(35m)。
15P目、空荷で登り出すが、荷揚げは時間が掛かると思い、すぐにピッチを切る(10m)。
16P目、右のブッシュ帯か、左の岩のリッジかどちらに行くか迷ったが、様子見ということで左に行ってみたら行けそうだったのでそのままリッジ状の岩稜帯を登る。
傾斜が緩くなり、視界の開けた垂壁の前でピッチを切る。
大滝がかなり下のほうに見え、気分は爽快(35m)。
17P目、垂壁を右側から取り付き、次に中央を抜けて、奥のジェードル状の垂壁の手前でピッチを切る(35m)。
18P目、ここで、トポに左へトラバースすると書いてあることを、小谷さんに言われ、そちらの様子を見に行く。
確かに行けそうなので、トポに書いてある太い杉の木のところまで行き、ピッチを切る(15m)。
トポは十分読んであるつもりであったが、そんな事はなかったようだ。
まだ、読みが足らなかった。
19P目、空荷で杉の木を木登りして抜け、そこでザックを手で上げ、フォロー用にアブミをセットして、再びザックを背負って登り始める。
巨岩を累積したような岩場を抜けると、岩が累積したテラスである岩の広場に出た(50m)。
20P目、岩稜帯を右から登り、傾斜が緩くなったところで雪から水が滴っているところがあり、水が簡単に取れそうだったのでピッチを切る(25m)。
21P目、やせた岩稜帯を登る、傾斜はあまりない(50m)。
ザイルを引く筋肉が痙攣してきて、だんだんと引く力がなくなってきたようだ。
再三のアップのコールに、なかなか応えられない。
22P目、岩稜帯からブッシュ(45m)。
23、24P目、急なブッシュ(だったと思う)でやせた岩稜帯に出る。
ここに、また雪がちょこっとだけ乗っかっているようなところがあったので、この雪を切り崩して、テントサイトを作る。
昨日よりも更に狭いところだが、寝るだけの幅があるだけもありがく、ここにテントを張る。
17:30頃。
[5/3]
2:30起床。
5:00出発。
朝は曇り。
今日一日天気が持つことを祈りながら出発。
[大滝尾根登攀編3日目]
引き続き杉浦リードで登攀開始。
25P目、天場から少し歩いて、5mほどクライムダウン、そのまま岩稜帯を行く(45m)。
26P目、最初の少しだけスラブが悪く、そこだけザックを降ろして登り、ランナーを取って戻って、再びザックを背負って登り、次の垂壁の前で切る(30m)。
27P目、垂壁を左の方に登り、その後木登りをするが、その木登りがちょっと悪く、ザックを置いて登る(30m)。
28P目、今にも崩れそうな巨岩を累積した岩場を20mほど登って、その後の岩場を右から回り込んで登る(45m)。
29P目、ブッシュから岩稜帯に出て、7~8mほどクライムダウンして、ガレた垂壁の下に出る(35m)。
30P目、見た目がちょっと悪そうだったので、空荷で登り出す。
どこが登られているのか判然としなかったが、感性に従って真ん中よりに登っていくと、残置ハーケンがあり、ここが正しいとわかる。
下部は脆かったが、上部はそうでもないようだ。
ハーケンのところから、5.9くらいのムーブを越えると垂壁の上に出て、そこでフィックス(40m)。
31P目、ブッシュの稜線(45m)。
32P目、雪のついた岩稜から急なブッシュ帯の前に出る(45m)。
33P目、急傾斜のブッシュを登り、雪稜の下に出る(30m)。
34P目、広々して平らな雪稜を歩く(50m)(天幕可能)。
35P目、ブッシュの生えた緩い傾斜の岩場を登り、垂壁に出る。
ここで、なぜか力が入らないと思っていたら、朝棒ラーメンを食べてから、何も口にせず登り続けていた事に気づく。
失礼して、セルフを取って行動食をがつがつ食べる。
腹がおさまったところで、再度登り始めるが、垂壁が見た目より悪い。
ここにザックをフィックスして、空荷で登る。
ルートが判然としなかったが、また感性に従って真ん中寄りを5.9くらいのムーブから、木登りに移行して越えて、ザイルをフィックス(45m)。
36P目、少し雪稜を登ってから、ブッシュの生えた緩い岩稜帯に入る(50m)。
ここで、さすがに疲れが出ているようで、なかなかスピードが上がらなくなってきた。
リードを小谷さんに交代してもらう(これ以降はフォローのため、かなり記憶がとんでます・・・)。
37、38P目、岩稜帯。
39P目、一旦雪稜に出て、そのあと急なブッシュを登る。
40P目、ブッシュからまた雪稜に出る。
この辺りから、やっと雪が登りを助けてくれる感じがした。
41~45P目、雪稜、ブッシュが交互に出てきて、広いピークに出た。
17:00。
高度計は遥かに1600mを越えているが、トポから推測すると1600mピークと思われる広いピークだ。
取り合えず、昨日、一昨日と比べるとかなり広くて、今日は安心して眠れそうなところだった。
雲はたくさん出てきたが、今日一日天気が持って良かった。
でも明日からは天気が崩れるかもしれないと言う天気予報を聞いていたので、停滞してもいいようにとしっかりと整地して、ブロックも積み上げる。
[5/4]
2:30起床。
5:00出発。
天気は曇り。
まだ、雨は降っておらず、何とか行けそうな感じの天気だ。
[大滝尾根登攀編4日目]
小谷さんリードで登り始める。
46P目、雪稜を下る。
47P目、雪稜を登る。
48P目、急傾斜のブッシュ交じりの岩登り。
49P目、緩い雪壁。
50P目、垂直の木登りから、ブッシュ、最初の木登りがちょっと悪かった。
51~55P目、雪稜、所々ブッシュと言う感じで、大滝の頭へ出る。
12:00]
大滝尾根の頭は、ピークという感じではなく、ガンドウ尾根の登りの途中に出たという感じで、自分は最初それとは分からなかった。
そこから2ピッチザイルを伸ばして、ザイルをしまう。
途中一度ザイルを出すが、あとは広い稜を歩いて仙人小屋へ着く、14:00。
仙人小屋へ向かう途中から雨が降りだして、着いたころは結構よく降っていた。
急いで二つの小屋の間にテントをたて、中に入る。
既にみんな全身びしょぬれで体は気持ちが悪いが、大滝尾根を無事抜けた事と、ガス、食料も十分残っている事などで気分的にはかなりいい。
ガスをがんがんたいて、何とかある程度物を乾かす。
天気予報は、かなり荒れる予報をしている。
明日は、朝の天気を見て考えることにする。
[5/5]
天気予報通り、朝から天気が悪い。
また、ここ連日の行動の疲れも出ており、今日は停滞と決め込む事にする。
朝飯を食って、しばらくテントの中で寝ていると、昼過ぎころから、だんだんと空が明るくなってきた。
外に見てみると予報に反して空は晴れ間が出てきていた。
少し待っていると、ほんとに晴れてきて、ぽかぽかしてきた。
昨日濡れたものを小屋の屋根に広げて、乾かすことにする。
日差しが暖かく、気分ものんびりしてほんとに気持ちがよかった。
明日は、天気はこのまま回復しそうだが、日数も残り少なくなってきたことなどで、一二のコルから八つ峰に取り付くことにする。
[5/6]
2:00起床。
4:30出発。
天気は曇り。
小屋の直下のルンゼを降りる事にする。
最初は急雪壁をダブルアックスで下り、その後は剣沢まで歩いて下りる、5:10。
それから剣沢を登り出すが、途中から雪がちらほらしたり、晴れ間がちょっと出たりと天気は安定していないようだ。
8:55、一二ルンゼの基部。
ここからはトレースは全くない。
コルまでは、結構な急雪壁で、11:25、八つ峰稜線に出る。
少し登って、ちょっと悪いところを抜けたところで、ザイルを出す。
小谷さんと杉浦がザイルの末端を結び、交互にザイルを伸ばす。
2峰は一ピッチクライムダウンしてトラバース。
そこからは忠実に稜線をたどる。
自分達でトレースをつけていくのは気持ちいいが、なかなか時間が掛かってしまう。
途中から雪がちらほら交じってきて、また風も強くなってきて、ちょっと冬山気分になってきた。
三峰、四峰下りはちょっとだけ懸垂、五峰は2ピッチの懸垂で五六のコルに出た、18:00。
ここにはいくつかテントサイト跡が残っていて、その一つを改良してテントを張る。
[5/7]
2:00起床。
5:00出発。
天気は晴れ。
ここから先もトレースは全くない。
昨日と同じシステムで、杉浦から六峰を登り出す。
他のパーティはおらず、我々だけでトレースしていくのはほんとに気持ちがいい。
が、3人という事もあって、なかなか進まない。
六峰の登りは結構長かった。
でも、ふと後ろを見ると三峰の方から我々だけのトレースがずっと続いており、たいへん贅沢な気持ちになる。
六峰を懸垂下降して、七峰はトラバースする事にする。
天気は快晴でぽかぽかしてきたが、雪はだんだん緩まってきていて、ちょっとひやひやしながらここを通過する。
で、七八峰のコルに出る頃には、もう昼になっていた。
ここで、この後の下降の事を考えると、もう時間切れという事で、涙を飲んでここから長次郎谷側へ下りて池ノ谷乗越へ出る事にする。
一ピッチクライムダウンしてザイルをしまい、乗越まで登る、13:45。
ここでまた、早月尾根か池ノ谷ガリーかどちらに行くか相談する。
数日前、桜井さん達のパーティから無線で、まだ大丈夫という話を聞いていたので、多分まだ大丈夫だろうということで、池ノ谷ガリーに行く事にする。
今日中に寿司が食いたい、という思いも大きかった。
最初の三ノ窓まではダブルアックスで下り、そこから少し下りたところでアイゼンを脱いで、シリセードに入る。
むちゃくちゃ早かった。
が、ガリーの核心の手前で、やはり状態は万全ではなく無理はできない、という判断で登りかえして小窓尾根に出る事にする。
雪が少し残っているルンゼを登って、小窓尾根に出る。
出た所は非常に景色がよく、富山湾とそこに落ちる夕日が大変きれいだった。
ここから小窓尾根を忠実に下りていくが、途中から懐電行動になってしまった。
この頃から、今日はたぶん寿司は無理だろう、という思いが強くなり、自分の中でだんだん気分が落ち込んできて、急に疲れが足に出てきてしまっていた。
沢に出た頃にはあたりは真っ暗になっていて、何度か迷ってしまったが、21:00、ついに最終目的地、馬場島に着いた。
多分まだ夜行に間に合うという事で、タクシーを呼ぶ。
でも、このタクシーが今回の中で一番恐かったかもしれない。
細い山道をタイヤを鳴らしながら、所々120Km/h以上の速度で飛ばしていた。
で、結局そのまま滑川駅前でやきそばだけ食って、夜行に飛び乗った。
(注)
大滝尾根登攀編では、ちゃんと記録を取っていたわけではないので、ピッチの距離などは結構いい加減です。
あと、特に2、3日目は、記憶が飛んでピッチがずれていたり、入れ違っていたり、抜けていたりという所があるかもしれません。
御参考にされる場合はご注意ください。
[感想]
これだけ長い山行は大学の合宿以来で、最初は体が持つかどうかちょっと不安でしたが、何とか体が動いてくれて、大変充実した山行になりました。
結局、冷池小屋で小屋の人から声をかけられて以来、馬場島まで誰一人とも合わず、なにか秘境を旅してきたという感じがあったのもよかったです。
長い山行は、やはり土日の山行にない楽しみがあってほんとに充実しました。
大滝尾根はとにかく薮薮薮・・・という感じでたいへんでしたが、登攀技術的にはあまり難しくなく、どれだけスマートに登攀をして早く抜けられるか、というのがポイントになるでしょう。
今回は悪そうな所で何回かザックを降ろして登ってしまいましたが、力量のある方であればもっと空荷の部分を減らして、もっと時間を短縮できるのではないかと思います。
最後に寿司が食えなかったというのは、かなり遺恨でしたが、児矢野さん同様、次へのモチベーションにしようと思っています。
では、最後まで読んでいただきありがとうございました。(^^)