谷川岳 一ノ倉沢 烏帽子沢奥壁中央カンテ

5/21
2週間ぶりの谷川です。今回は薄田さんと電車で谷川行。土合駅行の最終列車に間に合うように乗車。意外と終電が早かったため、21:00前には土合駅に着きました。そのまま一ノ倉沢出合まで行って幕営。他にテントが3張ありました。

 

5/22
4:40出合出発。雪渓は後退していましたが、相変わらずテールリッジまで繋がっていて楽でした。
5:50 中央カンテ取付到着。取付には石川から来た3人パーティー。多分2人の我々の方が早いだろうということで先行させていただけることになりました。感謝。
6:05
1P目:Ⅲ+(リード:河合)
今回は薄田さんにお願いして、面白そうな奇数ピッチは河合リード。感謝です。まずはトラバース、それからルンゼ状を左上でした。トラバースは問題なかったですが、ルンゼ状に出てからピンは2つしか見つけられず、結構ランナウト。岩ボロい感じ。
中央カンテ_20160522_写真2
2P目:Ⅲ(リード:薄田)
ルンゼを左上、バンドまで上がります。簡単ですが途中のピンは2つしか見当たらず。Ⅲ級程度で落ちるようなら来る資格なしってことですか・・・
中央カンテ_20160522_写真3
3P目:Ⅳ(リード:河合)
顕著なバンドを左上してからカンテに出ました。カンテは左側から回り込み気味に登りましたが、またピン2つしか見つけられず。結構高度感ありプアプロは嫌な感じだったので、思わずキャメ#0.3をしょぼい岩穴に突っ込みました。フォローしてきた薄田さんの話では1つピンを見落としていたらしい・・・ライン取りミスったのかな。ここまでで1時間といいペース。
4P目 Ⅲ(リード:薄田)
チムニー手前まで。浮石が多かったこと以外印象に残っていない・・・
5P目:Ⅴ-(リード:河合)
チムニーをステミングで越えていく楽しいピッチ。残置は豊富ですが、入口にキャメ#1をかませて補強しました。
さくっと登れましたが、フォロー確保中に、ポケットに入れていた相棒のコンデジが吹っ飛び彼方に消えて行ってしまいました・・・人に当たらないで良かった・・・アクセサリーカラビナも環付を使おうと大反省。本チャンで初めて石以外のものを落とし、凹む。
中央カンテ_20160522_写真4
6P目:Ⅲ(リード:薄田)
難しそうな垂壁を避け、左に回りこんでから右上してボロいフェースを登りました。せっかくなら垂壁にピン打ってくれればいいのに。相変わらずプアプロで、ボロいフェース越えた所にやっと2ピン目が・・・この辺りも浮石てんこ盛りで、直接触れなくても少しのロープ操作ですぐ落石が発生します。
7P目:Ⅴ(リード:河合)
今日のメインディッシュ。フリーで行けなかったらお仕置きだ!との薄田さんの煽りを受けて出発。最初の垂壁は3m位、上のホールドは下からだとわかりにくいけどガバ(一部浮いてる)。魅惑の残置が垂れ下がってるけどプロテクションだけ取らせてもらってさくっと通過。次のハング気味コーナークラックは、左側のフェースにカチホールドが結構あったのでそちらから登れそうでしたが、やはり目立つクラックを選択。クラック入口の残置に加えキャメ#2をかませ離陸。レイバック気味にクラックを登り、最後はステミングして通過。ひよって残置ナッツなどに支点取りすぎロープ流れが悪くなったのでクライムダウンしてセットし直したりしてたら結構疲れ、時間も食ってしまいました。ん~やっぱⅤかⅤ+位かな・・・
8P目:Ⅳ(リード:薄田)
ん~左上気味に登って行ったはずですがよく覚えていません。どうやらフォローのピッチは記憶に残らないようです。ピンの数が下部と比べ多くなってきたような。
9P目:Ⅲ(リード:河合)
草付混じりのフェース→左側のルンゼ状。ルートが少し判りづらいけれど、ピンが結構あるので導かれるままに烏帽子岩基部を目指しました。途中25m位の所に支点があったけれど、明らかにルートの終了点でなかったので無視。ルンゼをステミングで越えたところ(少し悪い。Ⅳ位ありそう)で、ロープが40m位出てしまいました。しかしいくら回りを探せど終了点はなし。明らかに踏み跡のあるバンドが左に続いているけど、ロープ足りなそう・・・目の前にあまり効いてなさそうなRCCとボロいリングボルトが並んであったので、アングルハーケンを打ち足してピッチを切りました。このピッチが今日一番時間かかったような・・・
中央カンテ_20160522_写真5
10P目:Ⅲ(リード:薄田)
バンドをトラバースし、直上。ロープ10m少しでルート終了点でした。9P目で無理しなくてよかった。この時点で10:15。登攀に4時間10分かかりました。主に7、9ピッチでもたついた私のせいでちょっと時間かかりすぎたかな・・・
下降は、烏帽子の裏側を空中懸垂1発でルンゼの底に降り、そこから草付トラバース点までもう1ピッチ念のため懸垂、そこからビレイして南稜終了点地点まで1ピッチでした。慎重に行ったら1時間かかりました。
南稜終了点は賑わっていました。ここから6ルンゼ→南稜を懸垂下降6ピッチで下降しました。1時間40分かかりました。
中央カンテ_20160522_写真6
烏帽子沢奥壁のバンドトラバースは、ロープなしで下降しましたが結構おっかなかったです。懸垂しているパーティもいました。最後のテールリッジ下降は、前回の反省を踏まえアプローチシューズで下降したら快適でした。
それにしても暑い一日でした。2週間前とは大違いです。諸事情で水が2人合わせて1リットルしかなく、取付で飲みで干してしまい、半分熱中症気味でフラフラ下山。さらに一ノ倉沢出合に戻りザックを回収したところ、辺りに散らばる文庫本・・・カラスか何かにイタズラされたようです。何で食えない文庫本なんかわざわざ破壊したのだろうか・・・狩猟の本だったのがいけなかった?
中央カンテルートは変化に富んでいて面白いルートでしたが、思っていたよりプアプロ(特に下部)でした。後、岩がボロいです。ロープ操作で落ちるような小さな浮石が無数にテラスとかスタンスに乗ってます。
この日南稜、中央稜を始め、各ルートは結構混んでいました。

 

コースタイム:
4:40一ノ倉沢出合→5:00テールリッジ末端→5:50/6:05中央カンテ取付→7:05 3P目フォロー終了→10:15中央カンテ終了点→11:15/25 南稜終了点→13:05/20烏帽子沢バンド→ 14:35/15:00一ノ倉沢出合→15:45ロープウェイ駅