2000年3月18日~19日
中嶋、森広、倉田(記)
3月18日
雲見の駐車場で、以前は車の駐車代1日500円だったのでそのつもりでゆっくりしてたら駐車代の他にテント代を取られてしまう。(一人一泊3000円らしい。)
でも見晴らしのいい露天風呂やお湯の出る炊事場、お花の飾られているきれいなトイレを考えると仕方ないか・とあきらめる。
海金剛までのアプローチにあったビニールひもは誰かが撤去したらしくきれいに無くなっていた。
一部転んだら海に直行という外傾したところを気を付けながら通過して、フィックスを降りると海金剛につく。
誰かいるかと思ったがいなかった。
以前登ろうとした(アメリカンエイドの)VAGABONDと同じようなラインでNOVENBER RAINというラインがある。
今回はNOVENBER RAIN(6p除く)を全てオールフリー化したSUPER RAINを登る。
この前の課題をよりいい形で登れることとなりかなり嬉しかった。
以前はアメリカンエイドにかなり興味があったが登り終わった時にはクラックをフリーでがんがん登れるようになりたくなった。
あと、今回このルートに挑めるのも中嶋さんのお陰でした。
感謝です。
1P
トポの1ピッチ・2ピッチを60mロープで一気につなげようということで登り始める。
変なルンゼを登って途中キャメを決めるがどうも怪しい(脆い)。
立ち木を通過してスラブを右にトラバース。
草付きを詰めたところでトポの2ピッチ目終了らしいがロープの流れが悪くなりそうだったので、草付き入ってすぐのところの立ち木で1ピッチ目をきる。
2P
草付きてくてく歩く。
3P
ここからクラックが始まる。
中嶋さんリード。
なんかよくわからないところで、直上してから左上する。
で左により過ぎるとブッシュがあるのでその手前の溝みたいなクラックを右上するのが正解ぽい。
4P
中嶋さんは簡単に登っていく。
私はフレークを正対で登ろうとして足をばたばた。
だめだ間違えたと気づいてレイバックにして登るがなんか信用のおけない岩でちょっと不安。
途中の普通のジャミングが利くところは快適。
最後のワイドクラックなるものがどんなものかドキドキしていたが、あっこれは本で読んだあれができるではないかと太目の体半分を押し込め、じりじりと登る。
フレークより難しいけど楽しかった。
5P
フィンガークラックの5.9。
核心だ。
中嶋さんの登りをじーと見て真似して登る。
気合を入れて登る。
なんか良くわからないうちに登り終わってしまう。
でも振り返ると入り江が沖縄みたいで(行ったこと無いけど)気持ちいい。
6P
ここが一番もろくて怖い。
以前、向畑さんと来たときにここのテラスから人工でクラックを少し登って右のフェースに移ったが、今回はクラックをづたいに直上。
クラックが大きな岩がはがれそうな感じのところのことなのでかなり怖い。
7P
クラックで運良くここまでテンション無しでこれたもののリードをするのはやはり別もの。
でもせっかくだからと練習のつもりでリードすることに。
はじめのちょっとしたクラックに右足ジャムを効かせられなくて何度もちょっと登って降りるを繰り返す。
仕方ないので、左に有るかないかのスタンスに左足をのせて右のガバをとる。
あっけない。
これでクラックは終わってしまう。
ここから上はスラブで、ランニングがとれない。
仕方ないので、気休めで、シンクラックにロックスをセットして登る。
いかにも怪しい。
落ちる方向を考えてしかも抜けない方向にセットするのはムヅカしい。
60mロープなので最後までロープを引っ張る。
下山後の風呂・飯・観光・怪談(猫)・楽しかった。
3月19日
雨だろうとなんかだらだらとする。
そうゆうときに限って雨は降らない。
とりあえず南伊豆を観光するが東伊豆と違ってすれていなくてとってもいい所だった。
観光好きの中嶋さんに山の別な楽しみ方を教わった気がする。
以前からの課題がある城ヶ崎に行くことになり2時ごろから登り始める。
結局また登れなくて挫折。
いろいろと登らないとまだ登れないと痛感する。
中嶋さんはガンガン登っていた。
すごい。
5時で引きあげる。
帰り際、以前から気になっていた八幡野港にある展望風呂500円に入る。
雨も降るだろうととりあえず帰宅。
湯河原に向かう途中でやっと雨が降ってきた。
ざーざー降る中、渋滞にはまると帰れなくなる中嶋さんと森廣さんと別れる。
公衆便所にいって一人車で帰るが有料道路手前で金が無いことが判明。
さてこのあとどうなったでしょうか。
世の中まだまだ捨てたものではありませんでした。