2000年12月9日
向畑、倉田(記)
はじめて12月の谷川に入る今回、雪や氷がどれだけ壁についているかが気になってしょうがなかった。
ヒョングリはもうちょっとで雪で埋まりそうだった(例年12月中旬ぐらいから埋まるそう)。
テールリッジはヒザぐらいの雪が積もっていた。
また、当初行こうとしていた変形チムニーは、取付き周辺に脆いベルグラがびっしり付着していた。
結局、南稜に転進したが、天気が良く、初冬の壁登りが楽しめた。
3時起床。
4:30駐車場発。
5:30一ノ倉出合着。
準備して6時に出合を出発。
先行パーティが2つ。
マーモットの二人とARIの二人。
11時に中央稜の取付き。
準備して変形チムニー取付きへ。
状態が悪く、南稜へ転進。
南稜登攀開始11:30。
1P目倉田。
外傾した岩に、ぱふぱふの新雪や薄い氷がついている。
丁寧に叩き落しながらゆっくり登る。
途中、どうしてもフリーだと怖く、A1する。
2P目向畑。
チムニーは人工のしまくり。
3P目倉田。
細かくて素手で登ってしまう。
幸いお天気が良く冷たく無い。
4P目向畑。
ヒザぐらいの雪が積もったブッシュ帯。
5P目倉田。
ガバのフェース。
ハングの下なので雪は気にならない。
6P目向畑。
岩稜を右から回り込んで、雪がのった細かいフェース。
7P目倉田。
簡単な岩稜から右のチムニー。
チムニーは人工のしまくり。
8P目向畑。
フェースの始めにキャメを決めて残置ピンをたどって人工。
ワンポイント微妙な草付きフリーが混じってかなり怖かった。
終了点に18:45着。
同ルート下降で鎌形ハング下に21時着。
下山途中、ARIの二人と一緒に懸垂して出合いに0時ごろ着。
駐車場に1時過ぎ。
又明日中央稜に行きましょうかと言う向畑さんをほっといて、ビールをがぶがぶ呑んで、本願を遂げ3時頃寝た。
以下蛇足…。
スキーの人達のおかげで、日曜朝は6時に起こされ、仕方なく高速の赤城高原で朝飯。
なんかもったいないので埼玉・久須美上流にある小岩井サンセットロックへ。
倉田は生まれてはじめて5.11a(名残雪)をフラッシュした。
(パワー系が好きな倉田の最高レッドポイントは二子のクレーター5.11b。)
充実した2日間でした。