1996年5月3日~5月5日
櫻井、大滝
5月3日
7:30 扇沢トロリーバス乗車。晴れ。 8:30 黒四ダム出発
9:00 大きく回り込んだ地点の広く浅いルンゼをつめる。途中右方のブッシュが濃い尾根へ右上。ルートに不安を抱いたまま急なブッシュ登りを、ザイルを使用しないで登る。
10:00 1920M地点。展望よく剱岳見える。晴れ。これより尾根らしくなり、問題にはならないがキノコ雪などでてくる。
12:00 2100m地点
13:15 2300m地点。薄曇り。これより三峰西峰のドーム状岩壁のトラバースになる。安定した雪壁をザイルなしでトラバース。支稜についたら雪のない急なブッシュを直上。一ヶ所露岩あり、緊張する。最後は右上気味に行くと雪面に出られた。2400m地点。
14:30 安定しているのでツエルト設営。
5月4日
7:30出発。薄曇り。 露岩帯を行く。巻くときはいつも右側。少し怖い。
8:40 猫の耳 三峰。風少々。9時の交信。 三峰の下降は45mザイル1本で2回半。残置シュリンゲ有り。その後、稜線通しはブッシュがうるさそうなため雪の斜面を右上気味にトラバースしながら高度を稼ぐ。 二峰も巻いたためピークには立たず。
10:38 赤沢岳山頂 空の高いところにどんよりと雲広がる。
13:15スバリ岳
14:40 針ノ木岳
15:45 針ノ木峠 峠からスタートした尻セードで下降。
16:30 大沢小屋付近でツエルトを設営 夜から雪となる。
5月5日
下山。雪の多い年だったので楽が出来たと思う。取り付きの急なブッシュ帯はザイルを使用しなかったが、2p程か。ザイルを使用したのは三峰の下降の時だけ。ハーケンも打たず。 グレードとしては中級だと思う。立山、剱岳、黒部別山、丸山等々展望が素晴らしく登っていて楽しいルートだった。