1997年6月5日~6月6日
大滝(記) 、森広
5日
6:30七倉ゲート出発
7:20高瀬ダム
8:30金時の滝左高巻き終わり
9:40大町の宿(幅12m奥行き5m 水あり フライシート不要でツェルトも吊り下げて張れる)
10:50取り付き
1P3級 部分的に濡れていて怖い。
2P3級 個々も少し濡れていて怖い。
3PA1、4級 洞穴上をトラバースしていたらフレーク状の大きなスタンスが剥がれ大落石となって取り付き及びアプローチのルンゼに落ちていった。(登る人もアプローチ中の人も要注意)。
4P4級 ボサテラスより左へのトラバースが怖くA0にする。
5P4級 緩く開いたジェードルだが窪みの部分がずうっと濡れていて怖い。乾いていれば快適そう。
6P3級 傾斜の緩いスラブだがピンが2本のみなのでじっくり進む。
7P2-3級 容易な草付き。
8PA1 ここはA1フェースの基部でピッチを切ったほうがスムーズになる。
9P4級 快適にスラブっぽく左上。
10P4級A1 あぶみでチムニーを快適に右上(ピン多い)回り込んだ所はテラスになっていて、大きな岩のブロックが積み重なっている。微妙に前傾っぽいここをフレンズ1ハーフを噛ませて岩の縁を掴んで登るがぐらりと動きそうで怖い。このピッチが一番面白く感じた。最後のルンゼに入る前にザイルの流れを考えて木でピッチを切る。
11P 緩い泥ルンゼを15m、最後右に出て終了。そこが右稜の頭。
16:0024度C
踏み跡を15m下ってドーム壁の落ち口に立つ。懸垂下降で右稜のコル到着。
18:00
6日
朝からガスが濃く、岩も濡れているし午後雨がふるらしいため下山。
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・アプローチの唐沢は怖い。
・残雪はA沢とワシの滝との間にあったが通過に支障はなかった。
・B沢には多くの雪がありシュルンドが開いているように見えた。
・正面壁左側のルートは取り付きにくいかもしれない。
・人工の箇所では5、6ヶ所リングなしシュリンゲ代用のボルトがあった。
(誰か打ち替えて下さい。)ハーケンは打たなかった。
以上