2019城ヶ崎

2019年3月28日
河合(記)

今冬の城ヶ崎トラッド

今冬は、一切雪を踏むことなく城ヶ崎に通いました。仕事忙しくて冬山の体力作る暇なかったとか言い訳はありますが、結局は城ヶ崎のトラッドが魅力的ってことに尽きるかなと思います。今年のテーマは「ルーフと3D」。でも、ついたのは腹筋と体幹でなくて腹回りの贅肉な感じがしてヤバイ。
前置きはこれくらいにして、今年完登できたルートを、南のエリアから順に紹介します。全くの個人的な感想兼備忘録で、ムーブ書いてたりするので(実際トライしないと意味不明と思われますが)、オンサイトに拘る人はこの下をスクロールしないことをお勧めします。

[浮山橋]
・バナナラマ5.10b(体感5.11a)3日5便
昨シーズンの宿題。このエリアで「グレード上」一番簡単なルート。大事なことなのでもう一度書きます。「グレード上」。登ったという話を全然聞かないこのルート、昨シーズンはフォローでノーテンだったので、今年はすんなり登れると思ったのだけど・・・スコーピオンのトライ後、ワークアウトで触るも落とされ続け、気がついたら10台のルートで人生最多日数便数に。ムーブが悪くて10台前半ではなく、わかりにくさも合わせればイレブンありそう。自信のついてきたトラッドクライマーの鼻をへし折るのに最適で、知人の5.12クライマーはトップアウトできませんでした。岩は申し分なく固くて、プロテクションも見落とさなければ問題ないです。終了点はないので、エイドダウンがオススメ。トップアウト後に左にトラバースして少しダウンクライムすると潅木がありますが、無理やり終了点作ってフォロー回収すると、ロープが激しく重くてしんどいです。・スコーピオン5.12b(体感5.12b)5日12便
マリオネットとセットで、1日1便2日間冷やかしで触りましたが、ムーブが作れませんでした。マリオネットが終わった後で、1日4便、5便と集中的にトライしたところムーブが作れて、その後登れました。ムーブはかなりトリッキーで、最適ムーブを見出すのに苦労しました。さらに、出だしのフィンガートラバースが悪く、私はここで苦戦しました。でも、ムーブさえわかればトライしているうちに楽になる系で、2箇所ある核心のムーブ強度は高いものの、回復するレストポイントも要所にあり、マリオネットよりストレニュアス性は低いと思います。ハンドジャムの連打、痛いフィンガージャム、ヒールフック、クロスハンドジャム、足先行、コウモリノーハンドレスト、ルーフ腹筋、フィンガーボトミング、クロスハンドジャム、カチ、クロス・・・とにかく多彩でジャミングと3D要素満載、登っていてとっても楽しいです。プロテクションも番手が決まれば不安なく、思い切りトライできます。今まで登ったトラッドルートの中で、最高に面白かった!マリオネットより半分?1グレード位難しく感じたので、マリオネットが5.12aなら、5.12bで妥当なんじゃないでしょうか。トラバースルートなので、要フォロー回収。結構人気ルートなので、他パーティいた際は上手くやって下さい。
[アストロドーム]
・マリオネット5.12a(体感5.12a/b)5日10便
昨シーズンの宿題で、2日通ってムーブはバラしたけれども、その後はコンディションもパートナーも掴めず、登れませんでした。今年は極寒の1月にアストロインしてトライ。とにかく全身を使うルートです。正面から見るとわかりませんが、傾斜はほぼルーフ、チムニー登りで傾斜を殺しながら、最後のパンピングハンドジャムへと繋げます。当然、要フォロー回収。私のムーブだとガバとハンドジャム以外存在しませんでした。2箇所目のレストポイントにダメージ少なめで入れないと、最後に待ち受ける核心で落とされること請け合いで、ストレニュアス。ほんとよくできたルートだと思います。初めてトライした人は大体ヨレヨレのマリオネット状態になって降りてくるのが、名前の由来か。プロテクションは良いですが、チムニー内の不意落ちで頭打たないよう注意。ヘルメットは、頭も(物理的にも本来の用途でも)使うのでオススメできません。アストロ同盟結成するか、道連れを捕まえてレッツゴー![シーサイド:サンライズエリア]
・アーリータイムズ5.10c(体感5.10c/d)1日2便
アップのつもりで登ったらうっかり落ちてしまいました。核心は見た目通りの場所で、クラックに固執すると10cでは済まない印象。要所で休めてワンポイント悪い系で、ストレニ性はないけれど、初見はわかりにくいと思います。蛇足ですが、隣の腰痛5.12bもどうやらワンポイント極悪系の模様。驚くほど足がない![シーサイド:サンセットエリア]
・サイクロン5.11c(体感5.11c)2日2便。
人気ルートのシンデレラボーイの横にある迫力あるルーフクラックを、フッキングで抜けるルート。あんな所にあんなホールド系。プロテクションも良いですが、傾斜強すぎてフォロー回収しないといけないのがちょっと面倒なのと、抜け口のカムスタックに注意。ジャミング要素は出だし位しかなく、核心は全くもってフェースムーブ。・赤道ルーフ1p目5.10c(体感5.10d)1日2便。
雨で他のルートがほぼ全滅していた時にトライしましたが、ヌメりでかなりおっかなく、たまらずテンションしてしまいました。これも全くジャミング要素はありません。そこらへんのアップで使うボルトルートより、ずっとパンプできます。カムがクラック内で開きやすいので、ご注意を。これも要フォロー回収。

(右は人生楽ありゃ苦もあるさ)

・赤道ルーフ2p目5.11b(体感5.11b)2日4便
1p目から繋げる元気はなかったので、チェシャ猫5.10dから継続。核心を抜けてパンピングアイアンⅠに合流する寸前、ヌメリに負けてテンション。トップアウトせずにその後トライを重ねたら、RP時にパンピングアイアンⅠとの共通部分がわかり辛くて泣きそうになりました(パンⅠ登ってない)。内容はサイクロンに似ていてジャミング要素なしのフッキング系、ムーブはサイクロンより易しいです。その分高度感はあって、プロテクション決めたら突っ込む系なこともあり、結構緊張しました。パンⅠ共通部分を一発でこなせる自信があるなら、トップアウトせずにエイドダウンがトライするのに効率的と思います。・人生楽ありゃ苦もあるさ5.9(体感5.10a)フラッシュ
これも雨で他のルートがほぼ全滅していた時にトライしましたが、ヌメりで最後のランナウトが怖かったです。アップに使うのは隣のチェシャ猫5.10dの方がいいなぁ。

[なみだち]
・アルタミラフェイス迷いルート5.10d(体感5.11a)フラッシュ
タコで腕が攣りかけた時にワークアウトでトライ。1つあるボルトまでは5.10a位で易しいけどプロテクションが悪くて、エイリアン黒が足元に。ボルトから先が分かりづらい核心で、名前の通り迷わないよう突っ込むしかないです。ボルトは多分まだ生きているけどドカ落ちはやっぱ怖い。核心は完全なフェースムーブの辛口ルートでした。・タコ5.12b(体感5.12a)3日6便
前傾135°の綺麗に割れた迫力あるクラック。日本で初めて登られた5.12のクラックとのこと。名前がかっこ悪い。内容は、核心で10手ちょっと、息つく暇もなくジャミング時々ジャムっぽいフェースムーブの、真っ向勝負のクラックルートでした。厳しいシンハンドという人が多いけど、私には悪いタイトハンドとバチ効きフィンガーでした。ジャミングの決まりの良い場所は限られ、遠い点と点をデッドポイントジャムで繋ぐ核心ムーブが厳しいです。核心は左手出しの人が多いようですが、私は右手出しでした。核心は低くてあまりパンプしてない状態でムーブが起こせるので、ムーブさえ決まれば登りやすい印象。プロテクションも良いですが、1個抜けるとグラウンドフォールの危険が常につきまとうので、確実に決める必要あり。年末に1便触って、2月末に真面目に始めましたが、めちゃくちゃ混んでいて、7人待ちまで!いつの間にか人気ルートに!?[日蓮崎]
・イブ5.10d(体感5.10d)1日2便
短い幅広フィンガールート。オブザベしていた時は「全部レイバックすりゃいいんじゃね」と適当なことを考えたけど、無理でした。オンサイトトライは、カムの番手を間違えて撃沈。カムを決めてから一度クライムダウンすると、その後登りながらカムを決めずに登れる位には短いですが、しっかりシビアなジャムがあって面白かったです。

右はスーパーシリアスジャム

・スーパーシリアスジャム5.11a(体感5.11a)2日4便
昨シーズンの宿題。覚えてなくて、今シーズンも2便出してしまいました。内容的にはフェース要素が強く、クラック限定で登れば良い練習になるかも。フェースを使うと、大してシリアスなジャムにならないのが残念でしたが、マイクロカムで遊べました。

[門脇崎]
・ホシナクラック5.11d(体感5.12a)5日16便
昨シーズンの宿題で、4日間通ったけど、3月の日を追うごとのヌメヌメ地獄に屈して詰めきれず。今シーズン1便目で、足切れまくったけど辛うじてRP。最初は悪目のフィンガージャムですが、カムをセットしてからはフェース力の問われる難解な4手の核心が待っています。ムーブ作りは初見では難しく、カムが1個でも抜けたらグランドフォール可能性大でセットもヨレる、良いコンディションを待つことが必要、付き合ってくれる心優しいパートナーも必須と、色々厳しいです。個人的には5.12aあると思っています。とにかく日当たりが良すぎて、日中は2グレード位上がって登れる気がしないですし、波が高いと取り付けません。そして何より、ホシナ以外あまりルートないのでビレイヤー核心。なお、下降箇所は観光地ど真ん中なので、朝1でさっさと降りてしまった方が良くて、奇声も上げない方が良いかと。下降支点作るときは、特大の6番キャメロットがあると安心感があるのでオススメ。同じフィンガークラック+フェースムーブのルートでは、イムジン河5.11c/dよりずっと難しく感じた、辛口クラシック。[もずがね]
・リサイクル5.11b(体感5.11a/b)オンサイト
似たようなルートのJuly・ザ・ダディよりわかりやすくてムーブもマイルドでしたが、しっかり悪いハンドジャムが要求されました。ほとんど登られていないようで、実質は下部のルーフ脱出まで。上部は5.9位ですが土が乗っていたりもげそうな岩があったりワイルドなので要注意。終了点は立木で作れ、遊歩道から回り込んで回収できます。出だしは壁の一番奥から始めた方が充実します。【ついで1:ボルトルート】
[アストロドーム]
・ジーマ5.12a(体感5.12a/b)2日7便
アストロドームの、マリオネットの対面の一番海側にあるボルトルート。波が高い日は取り付けないです。ボルトがまだ生きてそうだったのでドカ落ちしない程度にトライ。ボルト5本の短しい系。大体ポジティブなホールドですが、ホールドが遠くて初っ端からボルダームーブが連続、意外と腕が吸われて便数かかりました。【ついで2:ボルダー】
[富戸ジャクソンボルダー]
このボルダー、江戸城の築城のために切り出された石のようです。そのためルートは大体、過去に割られた面のホールドから構成されています。太刀岡山のカリスマ下部みたいな感じでしょうか。なお、名前の由来の?ジャクソンの青文字はもう消えて無くなっています。アプローチ1分、ルートも初段前後にまとまっていることもあり、いつも人の絶えない、人気エリア。昼間は日当たりが良すぎてヌメるので、朝夕がオススメ。

・馬の魂3級(体感2/3級)2日
昨シーズン、サーマレストスタイルで突っ込めなかったので、マット借りて登りました。ちょっと分かりづらい感じ。・馬の魂var.1級?(体感2級)フラッシュ
下部アンダーガバ(多分赤丸部分)を使わない限定とのこと。ムーブが変わって面白かったけれど、グレードがそんなに変わるとは思えなかったです。

・富戸の冬1/2級(体感2級)1日
スタートの左手薄カチが、ヌメるとロックできなくてきつかったです。岩が冷えたら登れました。右手出しでも、左手出しでもいけそう(私は右出し)。登った日は頂点にある鳥の糞を避けるのが核心だったかもしれない。・富戸の春初段?(体感1級)2日
トライ開始した時すでに2手目のカチが欠けていて、2日目には完全になくなってサイドガバが出現していました(写真左の赤丸)。元々シカーで固めていたので、しょうがない。カチれる範囲が狭くなったので、オリジナルムーブでは難しくなった気がします。私はオリジナルムーブではできず。しかし、欠けたためサイドガバが出現、左手で引いてレイバック気味に右手リップを一気に取れることが判明。このムーブだと初段あるか怪しいですが、バランス悪くて遠いので、結構難しい。・富戸の春var.2級?(勝手に仮称:オオサンショウウオの春)(体感2級)フラッシュ
上記の通りサイドガバが出現したため、右手を山椒魚側に簡単に出せるようになりました。このルートは、富戸の春と同じスタートで、山椒魚のガバカチ(上の写真の右側の赤丸)を右手で経由して、富戸の春のリップを取ります。手順変わって楽しいです。

・山椒魚初段(体感初段)2日
強烈なルーフを越えるこの岩の看板ルート。足位置に悩まされますが、ベスト位置に決まると安定してホールドが取れます。ヒールフックとトウフックどっちでも行けるようで、私はトウフックでした。後は気合でキャンパすれば核心終了で安心のカチ地帯です。面白い!

2017-2018シーズン 城ヶ崎トラッドルート

2017~2018シーズン
河合(記)

備忘録も兼ねて、今シーズン冬山サボって登った城ヶ崎のトラッドルートの紹介でもしようかと思います。

【浮山橋】
アプローチは駐車場から3分位と楽。しかしアプローチ道になぜか人のう〇こが時々あるので、足元要注意。

(1)トラベルチャンス5.10c PD(体感5.10b):フラッシュ
PD(Protection Difficult)となっていますが、スモールカム2セット、ナッツ1セットで取りついたところPDに感じませんでした。途中のボルトは無視できます。ムーブはフェース的で、ジャムはあまりしませんでした。友人が「全国に散らばるトラベルチャンス完登を集めるといいことあるらしい」と、ドラ〇ンボールみたいなことを話していましたので、誰か試してみてください。

(2)ストップ・ザ・トマホーク5.11a(体感5.11a):2便RP
上部は巨大チョックストーンとなっていて危ないので、ゲルニカに合流します。核心は出だしの5m。ハンド~フィストジャムのテクニックが試されます。ゲルニカと見た目は似ていますが、内容は異なる印象で、こちらの方がハードでした。せっかくなのでゲルニカとセットでどうぞ。

(3)ゲルニカ5.10d(体感5.10d):2便RP
ピカソのゲルニカには見えない気が。核心は出だしの5mで、トリッキーなジャムがポイントです。腕に覚えのある方は、是非オンサイトで!中間部は中だるみ気味で残念ですが、上部は豪快なガバハングが爽快です。終了点直下の岩は落ちそうなので、触れない方が良いと思います。

【シーサイド:サンセットエリア】
有名なボルトルートがたくさんある、冬のフリークライマーの定番ですが、ボルトルートの間にトラッドルートも結構あります。ただ、ボルトルートを登る人があまりに多いので、トラッドクライマーはちょっと肩身が狭い感じ。こんなこと書いている私も、シーサイド行けば大抵ボルトルート登っていますが。

(4)気分は最高5.10c(体感5.10c):オンサイト
スケールも結構あって見栄えのいいルートです。出だしのプロテクションはあまりよくなくて、グランドフォール者が結構出たらしく、ナッツのスロット下にボルト打ってあります。楽勝でオンサイトできる実力のない人は使った方が良いかと思います。その後も向きの悪いスモールカムなど、下部のプロテクションはいまいちで落ちたくないです。途中テラスがあって無限にたそがれることができますし、後半は傾斜も緩み、要所でしっかり休めるので、オンサイトし易いと思います。

【ファミリークラック】
5.10台の名クラックがたくさんあり、下地も良いですが人も多いです(シーサイドに比べれば少ないですが)。吊り橋から観光客に物落とされないか怖い。

(5)ファザークラック5.10c(5.10c):2便RP
城ヶ崎を代表するクラックとのことで、確かに綺麗です。上部クラックには飲み込まれたカムがいくつかありました。下部フィンガーは問題なく、核心は最上部のフェースムーブ。私は無念のオンサイト失敗。

(6)マザークラック5.10c(5.10c):フラッシュ
見た目結構いかついです。でも、胎内でノーハンドレストでき、核心手前もがっつり休めるので、上部のジャムと最後のホールドを見落とさなければ登り易い印象。

【かさごね】
何本かルートがあり、いずれも懸垂下降でテラスに降りてから登ります。ユマールなどあった方が便利。

(7)神風5.11b(体感5.11b):2便RP
山野井氏の作品。よくこんな所にルート見つけたなぁという場所にあります。上部は130°はあろうかという強傾斜にクラックが走っています。核心は短くムーブ強度大。ムーブはフェース的ですが、最後はやはりジャミング。また、登っている最中に物を落とすと海ボチャですので要注意(パートナーの眼鏡が海の藻屑と消えました)。取り付き辛い場所にある割には、先行パーティがいたり、上から覗き込んで来るパーティーいたりで、意外と人気ルート?降りたテラスには他にルートがなく、パートナー核心。

【あかねの浜】
よく日の当たる大きなエリアです。いつも混んでいます。抜け口付近に浮石が多いのでクライマーもビレイヤーも要注意です。また、大体のルートには途中にテラスがあり、上部でドカ落ちするとテラスに叩きつけられますので、これまた要注意。

(8)ゴミステーション5.11c(体感5.11c):4便RP
このルートだけ、あかねの浜のメインエリアから離れた、日の当たらない岩壁にぽつんとあります。名前はあんまりですが、シビアなフィンガージャムが数手あり、フィンガージャム技術の試される好ルートです。核心は左回りと右回りがあるようです。(私は右回り)。抜け口付近に浮きそうな大岩があるので要注意。

(9)カームフライデー5.10c(体感5.10c):オンサイト
出だしのチョックストーンはそのうち抜けないか心配。下部核心で途中無限レストでき、上部は快適。人気ルートでいつも誰か取りついています。

(10)ツワブキ5.10b(体感5.10b):オンサイト
下部はアプローチで、上部のフィンガーからのフィストが核心ですが、周囲にホールドあるので、ほとんどジャムしなくても登れます。上部のルンゼは落石を起こさないよう、細心の注意を払ってください。

(11)ホタテクラック5.10b/c(体感5.10c):2便RP
下部のクラックは結構悪く、私はここで頑張りすぎて肩痛めました。上部はちゃんとオブザベーションすれば難しくないですが、クラック限定で登れば面白そう。

(12) キョロちゃん5.10a(体感5.10c):フラッシュ
上部のクラックは幅が広くチョックストーンが詰まっていてワイルドな感じでした。ムーブもわかり辛く、かなり奮闘的になってしまったので、ホールド見落としていそうです。

(13)コモドドラゴン5.10d(体感5.10d):3便RP
途中に色の怪しいボルトが2つありますが、なくても登れそう。下部のコーナークラックは問題なく、抜け口のジャミング乗越が核心。しっかりプロテクション決めて突っ込みましょう。(テラスに叩きつけられて足捻挫した人を見ました)。

【おとじろう】
木々に囲まれた入江にある、落ち着いた静かなエリアです。下地は珍しく砂で快適ですが、あまり陽が当たらないので寒いです。

(14)おとじろうハング5.11a(体感5.11b):6便RP
おとじろうエリアを代表するルートで、上部3mは130°位の傾斜にフィンガークラックが走っています。下部は易しく、実質この3mにグレードがついていると思われます。核心は色々な登り方があるようですが、逃げずにクラック真っ向勝負をお勧めします。核心手前のレストホールドは尖っていて指が痛くなります。

【オーシャン】
多くのルートは懸垂下降しないと取り付けないですが、一部浜から取り付けます。

(15)ボクサー5.10b(体感5.10b):オンサイト
名前の通り、核心はフィストジャム連打で面白いですが、結構しょっぱかったです。

【日蓮崎】
3本、短いですが濃いクラックが走っています。杉野さんのHPにも書いてありましたが、これが3本繋がっていたら、素晴らしいルートになると思います。☆付きが並んでいるためか、冴えない見た目の割にいつも人がいます。

(16)インディアンドール5.10d(体感5.10d):3便RP
3本の中で一番長い(と言っても6m位?)前傾ハンド~シンハンドクラックです。トリッキーなジャムもあり、最初からエンジン全開で行かないといけないので結構大変。最後までブレずにジャミングを要求されます。

【門脇南の磯】
シーサイドに次いでボルトルートの多いエリアとのことですが、ボルトは錆びているものが多く、使う気になりません。クラックもそこそこ発達していますが、ガバホールドに乏しく、全般にあかねの浜より厳しい印象。

(17)July the ダディ5.11b(体感5.11b):3便RP
短いルーフチムニーで、ルーフから脱出した所で終了のようです。プロテクションは良いので思い切り突っ込めます。ムーブの解明にも思い切りが必要でした。短くてボルダー的でムーブは面白いです。私は傾斜が強いのでフォロー回収、終了点撤収後、上まで抜けるのが面倒だったので、隣のルートをクライムダウンしました。

(18)海が見える5.10a(体感5.10b/c):フラッシュ
波が高いとビレイヤーが波被るので取り付けません。中間部はバランシーでムーブわかり辛く、プロテクションのセットもしにくくてストレニュアス。最後はマスターカム1番を足下5mに微妙なボロ壁スラブムーブと、精神的要素も強くて、このグレードにしては難しく感じました。

【漁り火エリア】
(19)イサリビクラック・ライト5.10c(体感5.10c):オンサイト
短いですが見栄えの良いクラックで、内容も素直でお勧めです。フェース要素も結構あります。登った時は上部クラックの染み出しが酷くてとても保持れる状態ではなく、雑巾がけ、チョーク塗り込みムーブを駆使しました。