1999年9月26日(日)
向畑、倉田(記)
朝起きるとガスが掛かっている。
ノロノロとしていると天気が良くなってきたので出合を出発。
ダイレクトカンテ取付きには先行が既に2パーティー。
最初のパーティーがなかなか進まず、次のパーティから団子状態。
もっと早く出れば良かったなあと思う。
8時頃取付きから登り始める。
1ピッチ目向畑さんリード。
部分的に濡れていて嫌な感じ。
ビレーポイントにたどり着くと最初のパーティが抜けてない。
フォローが、はまってしまったらしくて、後を追う次のパーティ(岩峰登高会)のトップが変なところで待たされている。
私たちもここでかなり待つ。
左隣の雲2やその隣の雲1なんか特に大盛況で人がいっぱいいた。
ちなみに、残りのピッチ、登りたいでしょと向畑さんが言ってくれ(気持ちが顔に出たみたい)残る3ピッチを私がリードさせてもらう。
前の岩峰パーティのフォローが出るのに続いて登り始める。
2ピッチ目、ハングにそって左上する。
みずが染み出てくるのか時折雫が落ちてくる。
腐ったピンが結構あった。
ビレーポイントにつくとまだ最初のパーティが抜けてない。
後を追う岩峰パーティがまた変なところで待たされている。
向畑さんに登ってきてもらうが最初のパーティがなかなか進まず、また待つ。
天気はいいが、風が強くザイルが舞い上がるほど。
とっても寒い。
3ピッチ目A2らしいが始まりにペツルが打ってあるのでなんか変。
ピンはラダーで、難しくない。
途中3mmシュリが今にも切れそうで、最近太り気味の私が乗るとパサついていた。
このピッチは、ハングを完全に廻りこんで、5mほど右側の壁にトラバースしたところできる。
本当のビレーポイントはハング抜けたすぐのところらしい(雲2のすぐそば)。
4ピッチ目はフリー交じりですぐに北稜につく。
おそらく15:00頃。
結局待たされた時間が2時間以上あった気がする。
北稜下降は初めてだったので全て懸垂してたら時間掛かってしまい、結局出会いには18:30頃つく。