1999年11月11~13日
三好(記)、石澤・西村(職場の人々・11日だけ)
職場の人と一緒に行くことになったので、お気楽コースを選んだつもりだったんだけど…。
11月11日(木)
曇り
羽田発6:50の便に乗り、札幌へ。
飛行機の窓からみると、山にも雪がほとんど見えない。
13日から札幌国際スキー場がオープンするというのは本当か?(本当でした。積雪30cm以上らしい!?)
南北線真駒内駅まで行ってタクシーに乗り、登山口へ。3,000円くらい。
11:00に歩き出し。
雪が解けてぬかるんだ道をゆっくり進む。
14:00には万計山荘に到着。
通年開いている立派な無人小屋だ。
札幌に住んでいたら、ここまで宴会しに来てもいい。
夕食は、なんとシーフードカレーに、ハンバーグまでついてくる。
他の人に食料を持ってきてもらうと、とても豪華になるので嬉しい。
11月12日(金)
雨
きのうの夕食直後に意識を失ったので、結局、12時間以上も眠ってしまった。
山っていいなぁ。
しかし、朝から気温も高く、雨。
ラジオでも「一日中全道的に雨になるでしょう」と言っている。
職場の二人は帰ろうかという話になるが、私は歩きたい気分の方が勝っている。
テントも食料も一通り自分で背負っているので、二人と別れて空沼岳に向かう。
もう9:00だ。
雪は5cmあるかないかだが、小さな沢が道に合流している所は、氷がきれいに道全体を覆っている。
初めて6本爪軽アイゼンを装着。
思ったよりも歩きごこちはいい。
11:15、空沼岳の山頂に到着。
ここからが核心!?空沼岳から札幌岳の間はヤブだった。
一度雪が降って、笹が倒れた後のため、背丈以上の笹が腰のあたりで編み合わさっているし、トラバース道は笹にしがみつき、ずるずるしながら進むしかない。
雨は強くなるし、タクシーのおっちゃんが「クマに気をつけるんだよ」と忠告してくれたのを思い出し、踏み跡はあるがヤブがかなり濃い場所もあり、周りもガスでよく見えないので段々不安になる。
その時に、まだ新しいカウベルを拾う。
少し力づけられた気になり、カウベルをザックにつけて先に進む。
札幌岳に出ると、道がはっきりして、ホッとする。
すでに16:20、暗くなってきたので駆け下りる。
冷水小屋は閉まっているが、入口の屋根のある場所にテントを張った。
体は濡れているが、明日は2時間ほど下るだけなので気楽な気分。
中学校の林間学校で初めて山に登った時も、初めて一人で縦走をした時も(屋久島だったからか)、ずっと雨だったなぁと色々考えながら過ごす。
11月13日(土)
晴れ時々雨のち曇り
7:00出発。
歩きやすい道をのんびり歩く。
アスファルトの道に辿りついて驚いたのはミミズの多さ。
これはスゴイ。
北海道のミミズ密度って、本州と違うんだろうか。
9:15定山渓到着。
宿泊予定のホテルに荷物を預け、温泉に入ってから移動。
サッポロビール園で、職場の旅行(総勢30人)に合流したあとは、ひたすら宴会、宴会でした。