2016年12月24~25日
加茂谷、河合(記)
今シーズンは、昨シーズンほとんど登れなかったアイスをしっかりやりたいなぁ、でも、まだアイスのリードしたことない初心者だしなぁということで、加茂谷さんにアイスのイロハを教えて頂きました。
12月23日
早めに東京を出発して小淵沢まで。気温が異常に暖かく、氷結状態が心配。
12月24日
美濃戸口を出発して、赤岳鉱泉へ。赤岳鉱泉で情報収集した結果、前日は雨で、どの滝も氷結状態が悪いらしいということで、アイスキャンディーでみっちり練習することになりました。
超久々の氷。氷を登る感覚忘れてる。私の醜態を見かねた加茂谷さんに、アックスの振り方、登り方、ギアラック方法などひとつひとつ指導して頂きました。どうも腕に頼って登ってしまっていて、すぐパンプしてしまうなぁ・・・振ったアックス決まらないなぁ。加茂谷さんのチェコ製アックスの決まりやすさにびっくり。でも加茂谷さんが私のアックス(クォーク)を振るとバチっと決まるので、私の打ち込みの問題だ。11本登って限界きたところでアイスキャンディー終了時間(16:00)。
12月25日
とりあえず天然の氷にも行ってみようということで、ジョーゴ沢へ。
F1は辛うじて氷結、F2も同様で加茂谷さんがスクリュー打たずにするする登っていきます。F3もまあ氷結はしてる、という感じ。
次に上部の滝をひとつひとつ確認。ナイアガラの滝:辛うじてリード可能だけれど混雑(ナイアガラなんて言ったら本家に失礼なレベルの氷結)、大滝:同様に氷結悪くパス。乙女の滝:氷結悪く、特に抜け口が悪そう。2パーティ取付いていて、1パーティがロングフォールしていたけれどスクリューでちゃんと止まっていた。
こんな状況だったので登る気が起きず、乙女の滝下のナメ滝で、リードでスクリューねじ込む練習して、同ルート下降。
時間がまだ早かったので、埋まったという噂の裏同心ルンゼに転戦。F1はちゃんと露出していたので、またリードの練習をさせてもらいました。
F2もあまりきれいではありませんでしたが露出していたので、各自フリーソロで登攀。
F3以降を見たところで、時間切れ。同ルート懸垂で下降しました。
暖冬のせいか氷結状態が悪く、まともに登れる氷が少なかったです。裏同心ルンゼの復活が救いでした(帰りに境川PAで偶然会った川端さんの話では、裏同心ルンゼ最後まで登ったとか)。こういう氷結状態悪い時は、特にアイスキャンディーの利用価値が高いなと思いました。加茂谷さんには物足りない山行となってしまったかと思いますが、私にとっては良い練習になりありがたかったです。加茂谷さん、ありがとうございました。