1999年1月21日~22日
大滝(記)、板橋、森広
1月21日
8:30 竹宇神社駐車場出発 晴
雪は少ないが地面が凍っていて時々滑る。
対岸の尾白川林道には積雪は認められない。
14:40 五合目着
小屋の中にテントを張ってから、取り付きの方へ行ってみる。
20分程登山道を登った所にある橋が降り口だ。
かなり急で滝までは遠そうなので、小屋へ引き返した。
夕食は板橋君 入魂のおでんと、ビール、いいちこ、森広さんの蜂の巣酒でおおいに満足。
1月22日
4:30 起床 6:20 出発 快晴
橋より急なルンゼを下って行く。
途中左より一本ルンゼが合流するので地形を覚えておく。
下の方に来ると氷瀑が出て来るが上手く回り込みながらアイゼンなしで取り付きまで行けた。
8:10
1P目30m
容易なので各自ザイルなしで勝手に登る。
2P目20m
右上ぎみのトラバース。
3級程度だがアンザイレンする。
大滝リード。
ランニング2本で岩壁のビレイ点に着く。
このビレイ点は、ずっと心配していたのだが、ロックハーケン4枚にシュリンゲもまあまあだったので、安心出来た。
さあ、これからが本番。
どどーんと20mぐらい聳えている。
氷の大きさと傾斜に畏怖を感じながら気を引き締める。
辿るルートは計画段階では、右の凹角が中央よりは少し容易そうなので、凹角を登るんだろうなと考えていたが、中央がそんなに難しくないように感じたので、折角来たんだから一丁やったろかと決心を固め、左上しながら中央を登った。
3P目 25m
ランナーはスクリュー4本。
右手には気にいっているシモンのナジャ。
左手にはカジタのスーパーバナナピック。
アイゼンは今回の為に前爪を新調したグリベルのランボー。
ナジャは良く刺さるが、深く入ると抜け難い点に注意。
カジタ、スーパーバナナピックは今季の物で、良く刺さり良く抜ける。
体を上げた時に脇を締める事に集中して登って行ったら、疲れずに登れた。
傾斜が落ちた所で、アイススクリューでピッチを切る。
最終ピッチは、右のブッシュ帯へ森広リード。
2級+ 20m。
11:15
終了ブッシュに残置シュリンゲがあったので懸垂。
2P目終了点に楽々届いた。
更に1回の懸垂で取り付きに着く。
11:50 着
登山道を登り返して
13:10 登山道着
13:50 五合目着
17:30 竹宇駐車場着
*ガイドブックには、午前中陽が当たって水が流れると書いてあったが、そんな事はなくてむしろ暖かくて登り易かった。
装備 スクリューハーケン、核心部の3P目でランニング4本、終了点で2本打った。
もっと打つ人で計8本位か?