河又 フリークライミング

2015年5月17日
薄田、野澤、平岩あ(記)、平岩く

日曜日だけ予定が空いていたメンバーで河又へフリークライミングへ行って来た。
天気に恵まれ、気持ちの良いクライミング日和。
この時期は岩のコンディションも良く、結構な人が登りに来ていた。今日の河又

9時過ぎくらいに、適当に岩場に到着。薄田 – 野澤、平岩あ – くでペアを組んで各々好き勝手に登る。
本日、大五郎・ドラゴンストリートのラインは3、4人がトライしていたので、アップは全員ミヤザキミドリで。

その後、薄田 – 野澤ペアは、イヤーイヤ(5.11a)をトライ。
野澤君、イヤーイヤを2撃。まあ、彼の力からすれば当たり前でしょう。
薄田さん、イヤーイヤ、2ピン目出来ず敗退。確かにそこ核心ですが・・・。
曰く「僕ちゃんの嗜好には合わない」だそうで、まあ、雪山モードからのリハビリ中ということで、徐々に元に戻って来るでしょう。野澤_イヤーイヤ

自分は以前一度触って宿題になっていたサファイヤ(5.10d)を片付けたい。
1便目のマスタートライで、やっぱり最上部が出来ず、結局この日の2便目でやっと登れた。
くは、サファイヤ大変そうだからやらない!とのことで、上に上がったところにある5.9へ(名前忘れた)。
が、この5.9が結構悪い。く、ハマって結局3便(だったか?)かかる。

イヤーイヤが早々に片付いてしまった野澤君、ヌンチャクが掛かってて回収しなくて良いという、何とも不純な動機から、次はドラゴンストリート(5.11d)へ。
むむ、さすが、下部の大五郎との共通パートは難なく抜ける。
が、大五郎から左に分かれるあたりから、かなり悪そうだ。
1便目はA0しつつ、何とか上に抜ける。
ムーブが固まるまで、もう少しかかるかな?野澤_ドラスト

薄田さんは、自分と一緒にサファイヤをトライ。
最上部、左の10bのラインから登っていたのだが、そこは温かく見守っていたのに、くがいちいち指摘。
別にどっちでも良いじゃん。
薄田さんも2便目で登れたようだ。

くは、5.9でハマって沈む心を引き摺りならが、本日の目標ルート小作人(5.11b)へ。
頑張って2便出すも、結局3~4ピン目が解決出来ず、本日はあまり成果がなく終わってしまった。

自分は、昼過ぎから本日の目標ルートそういちろう(5.11c)へ。
以前1度触って全くお話にならず、放置していたルートだが、今日は、少しだけ前進。
午後3便出して、ようやくトップアウトできた。
でも、もっとムーブが洗練されないと、登れなそうだな。

野澤君のドラゴンストリート2便目、途中からしか見てないが、結構上まで行ってた。
さすが、ムーブ固めるのが早い。
最後はヌンチャク掴んじゃったけど、これ、あと2、3便で登れちゃうんじゃないの??

ここで平岩x2は、諸般の事情から帰らないといけないので、薄田さんが、大五郎を登っているところを下から眺めつつ、お先に岩場を後に。薄田_大五郎

今日も楽しくクライミングが出来た1日だった。
皆さん、お疲れ様でしたー。

 

 

平標山ヤカイ沢 (山スキー)

2015年4月18日(土) 晴 風やや強め
鳴海(記)、倉田(立川山岳会)

先シーズンの春よりスキーを始めて
念願の山デビューを果たした。
平標山は融雪が進んでおり、
アプローチしている尾根からは
山頂から落ちる沢は全て滑走不能に見えた。
融雪進む平標
先行のスキーヤーも途中で諦めて降りてきた。
足を止めてがっかりしながら二人で山をみていると
斜面に単独スキーヤーが現れた!
あっとゆう間に滑りおり、遠目には上級者にみえた。
「我々に滑れのだろうか・・・」
スキーキャリアはそれなりの倉田女士だが
山スキーは、ふたり揃って2回目の初心者。
引き返す理由には事欠かない状況であったが
とりあえず山頂を目指した。
恐らく、ツボ足で歩くのが正解だったのだが
頑なにスキーで登り続けて、アプローチに時間がかかった。
おかげで、スキー登高技術はアップしたように思う。
スキーで登る
山頂でしばらく休憩し、ドロップポイントを目指した。
ほどなくして、先人のシュプール発見!
ドロップポイントに立ち
私「倉田さん、これイケルキガシマス。」
誰もいない静かなヤカイ沢をふたりで満喫。
ヤカイ沢満喫
とても素敵な一日になりました。

二子山 祠エリア

2015年4月4日(土)
平岩あ(記)、平岩く

フリークライミング部、活動報告を。
新年度最初の土曜日、二子山へ行って来た。
まだ弓状デビュー出来るほど登れないので、本日も大人しく祠で修業。
本日の天気はイマイチ。朝から細かい雨が降り続き、結局1日中微妙に降ったりやんだり。
一方、壁のコンディションはばっちり。
一部、上部が被っていないルートは雨でダメだったが、それ以外のルートはベストに近いコンディションだったのでは。

いつものように話がピーマンでアップ。
(く)も続けて登るが、この人はこのルートが大の苦手で、何度も登っているのに、大体2回に1回はテンションが入る。今日はその2回に1回の日。
続けてごんべえをやりたかったのだが、登っている人がいたので、空いていたシリアルを登る。

2人とも登り終わって少しぼーっとしていると、ごんべえが空いたので早速取り付く。
このルート、(く)は既に登ってしまっているが、情けない事に自分は宿題で残っている。いい加減片付けたいところだ。
今日はまとめて便数を出しても、片付くまでやろうと思いながらヌン掛けに行ったら、マスターで登れた。らっきー。
(く)も続けて登り、普通に再登。
降りてきて、「ムーブが分かっちゃえば、アップに丁度良いね」。
はいはい。

さて、宿題が早々に片付いたので、少し休憩してから、今日の目標ルートであるMOONへ。
いや、このルート超ムズい。
4~6ピン目が大変過ぎ。無理矢理トップアウトはしたものの、全っ然繋がる気がしない。
ムーブが下手なのか、ルーファイが下手なのか。いずれにしろ、下手じゃ。
本日2便出して、ヨレヨレになって回収。また新たな宿題が。

(く)は本日の目標ルート、ラッキーキャットが雨で登れず、午後はテンション低め。
最後に孫悟飯にオンサイトを試みるも、失敗。
その後の2便目で片付けていた。

そんなこんなで、ダラダラ登って早めに下山(どんな部活動じゃ)。
いつもながら、下りの登山道が雨で悪い。
なんだかんだ言って、毎回ここが一番の核心な気がするのは自分だけか。

 

谷川岳 一ノ倉沢 二ノ沢右壁

2015年3月7日
向畑(記)、坂口(東京YCC)

2時40分、センター発。天気は曇り。2週間前に来た時はラッセルで一ノ倉沢出合まで2時間半かかったが、今日は1時間で到着した。
4時15分出合発。二ノ沢のクレバスは左から越える。6時15分頃右俣から右壁に入る。
ところどころ腰近くまでもぐるが、大体膝下までのラッセル。それほど状態がいいとも言えないかもしれないが、曇っているので大丈夫だろうと思い取り付く。

第一の氷瀑は傾斜がないのでノーザイルで超えるが、氷が薄くピックが岩をたたく。氷瀑上の雪壁の上の氷はさらに薄くて登れない。ここでアンザイレンして向畑リード。以降交代につるべで登る。

左のルンゼの氷を登り、ベルグラを右にトラバースして正規ライン上の雪壁に戻る。55m。氷を探してスクリュー2本でビレー。
雪壁を登り帯状ハング取り付きまで30m。ハング下の氷柱にタイオフでビレー。

ところが、帯状ハングに氷がない。所々、薄いベルグラが乗っている程度で出だしは岩が出ている。特に、通常登られているとされている傾斜が緩い右側には全くない。仕方がないので急傾斜の左の草付きラインを登る。ブッシュとピトン、イボイボを打ってランナーを取るが、結構ランナウトする。ハングを越えてからさらに、草付きとベルグラを右にトラバースして正規ラインの雪壁に戻る。35m。残置ボルト1本を見つけ、ピトン(効いてない)とスクリュー(全く効いていない)を打ち足しビレー。

過去の経験から、谷川は雪の多い年は、氷の発達はあまりよくないことが多い。この分では、上部雪壁の状態も悪いのではないかと思われたが、そうでもなかった。

帯状ハング上の雪壁を直上。30m。ブッシュでビレー。
ここから滝沢リッジにエスケープすることもできるが、尚も直上する。突き当たりの岩を左に回りこんで雪壁のできるだけ右よりを登る。35m。右側の岩にピトン2本打ってビレー。
さらに雪壁を登る。45m。右側の岩にピトン2本でビレー。
草付きをトラバースして滝沢リッジに。15m。急斜面上のブッシュでビレー。時間は13時30分。
ここまででも結構かかってしまったが、大した距離でもないのに、雪がたっぷり乗った滝沢リッジを抜けるのに、さらに3時間かかってしまう。このころから雪がちらつき始める。

滝沢リッジの雪稜を登る。45m。ブッシュでビレー。
さらにリッジを登りドームの基部に。途中からコンテで75m。ドーム着16時30分。小降りながら、本格的に雪が降り始める。
ドームの基部を右にトラバースし、Aルンゼへの懸垂支点に。20m。

Aルンゼには三スラを登ったクライミングファイト・伊藤さんと、さがみ山友会・河崎さんのものと思われるトレースがあって助かった。
Aルンゼからドームのコルに上がり、国境稜線に。17時15分着。
ガスで視界がないなか、トレースを頼りに西黒尾根を下る。センター着20時15分。下界では雨になっていた。

ちなみに、冬の二ノ沢右壁の核心は、帯状ハング上の不安定な雪壁であると言われている。特に、初登の鎌田さん、市橋さんパーティ、第2登で単独初登の細貝さんも、この雪壁を登らないと右壁を登ったことにならないとして、こだわって登っている。
しかし、最近は早い時期に上部雪壁の雪が落ちてしまい、全面スラブが出ていることがよくある。そのため、仕方のないことであるが、最近は上部雪壁を登らずに、滝沢リッジにエスケープしているパーティが少なくない。
今回は、雪が多いことに加え、曇っていて気温が上がらなかったこともあってか、比較的安定した雪壁が続いていた。ただ、全体的に氷の発達は良くなく、状態が良かったのか悪かったのかはよくわからない。

ついでに、女性の年齢を公表するのはマナー違反なので個々の年齢については触れませんが、合わせて102歳のパーティのため、登っている時にはそれほど感じなかったが、西黒尾根の下降がきつかった。年齢とともに、西黒の下りが年々長くなっているような気がしてます。

 

上州 霧積温泉の氷瀑、吾妻渓谷 不動滝

2015年2月14日~15日
平岩あ(記)、平岩く

2月14日(土)

関越のスキー渋滞を避けるべく、5:30amに出る計画を立てたものの、結局自宅を出たのは6:00am。
ものの見事に渋滞にハマる。この30分が明暗を分けると知っていたはずなのに・・・。
今年は諸々の事情があって、冬山には全く入っておらず、この週末が今シーズン初アイス。
と言う事で、1日目は足慣らしに霧積温泉へ。
旧霧積館の駐車場に到着すると、既に車が5台。う、やっぱり混んでる。
車から降りて用意している間にも続々と車がやって来る。う、これ以上混むのか。
歩いて3分、現着してみると、既に簾状態。まあ、そうだよね。霧積全景
向って一番左のラインが辛うじて空いていたので、左の斜面から上がってトップロープを張る。
(く)と交互に一人8、9本登る。が、全然物足りない。
ゲレンデ中央の一番立った氷柱状にロープを張っていたのが知り合いだったので、頼んで1本登らせてもらう。
短いのに、結構腕が張った。まだまだ修行が足りん。
2:30pmくらいに飽きて本日終了。
この日は(く)の実家泊。 霧積登るきんじ

2月15日(日)

(く)の実家から車で10分、激近の吾妻渓谷・不動滝へ。
朝一で登りに行って、昼には帰るつもりだったのに、普通に寝坊。起きたら既に8時を回っていた。
実家泊は快適過ぎて怖い。
犬の世話とかしてたら、不動滝の駐車場に着いたのは10時くらい。
さらっと取り付きまで行けるのかと思っていたが、この日は朝から雪が積もっていて、途中のアプローチが結構悪い。
クランポンを履いていれば大した事なさそうだが、登山靴だけだと雪を被った岩に氷が張っていて滑る。
(く)はペルツのダートを履いて、ガリガリやりながら登ってくる。
ウエスタンラリアートをかましてやろうかと思ったが、見て見ないフリをしてなんとかその場を耐える。
自分は、四苦八苦しながら取り付きに。
誰も居ない。本日貸切。
ロープを結び、向って右側から取り付く。
F1は60度くらいで、終始快適。アックスも良く利く。不動滝登る
スクリューを7本持って上がり、途中で1本落としたら、上部がかなりランナウト。
階段状なので問題ないが、落ち口の手前が少し立っててビビった。相変わらず修行が足りん。。。
そんなこんなで終了点へ。
(く)を引っ張り上げる。
終了点からF2が見えるが、今年は上部が繋がっていない。
上手い人だと、あんな感じの状態でも登れるのかな?
今日はどの道時間がないので、F1のみで終了として懸垂で下降し、取り付きに。
車に戻ると早くも1時。予定では(く)の実家を1時に出たかったのに。

帰りは、新しく出来た焼きまんじゅう屋を見つけて立ち寄ったり、道の駅で買い物をしていたりしたら、予定通り関越の渋滞にハマった。
と言っても自分は例によって助手席で寝ていただけなので、特に苦労もなかったが。

 

セルフレスキュー訓練 平戸の岩場

2014年11月16日(日)
赤井、向畑、浅野、鳴海、牧野、平岩あ(記)、平岩き

本日は赤井さんが中心となって、会員(一部そうでない人も居たような・・・)が集まってのセルフレスキュー訓練。
「平戸の岩場」という地元の地主の方からお借りして、埼玉県山岳連盟がクライミングトレーニング用に整備をしている岩場にて。
ここは、無断での使用は禁止されているので、赤井さんが事前に埼玉県山岳連盟に連絡をして、岩場の使用許可をとってくれた。
そして、この日は運よく貸切。そんなに大きい岩場じゃないから、まとまって訓練が出来ました。

さてさて、本日のお題は、
1. ロープワークの再確認
2. トップ墜落時のビレイヤーの自己脱出
3. 宙吊からの登り返し(手持ちのスリングのみ)
4. 介助懸垂(振り分け救助)

介助懸垂

時間があれば、引き上げシステム等もやる予定だったけど、本日はここまででタイムアップ。
一日かけて、全員が一通り実習を行い、全ての手順を体で覚える・・・なーんて書いてるけど、自分の体は忘れっぽいので、後で何回も練習しないと間違いなく「いざっ」て時には出来ないだろう。
岩場で暇な時にチマチマ練習しようっと。

訓練中は、みんな好き勝手に思い思いの疑問を赤井さんに投げかけていたけど、赤井さんはそれら全てに的確に回答していた。
これには皆感心しきりで、一部の会員からは「何でそんなに詳しいんですか??」と質問が出るほど。
非常に勉強になりました!

当初、一部会員からは、このクライミングのベストシーズンの真っ只中に訓練か!との声も聞かれたけれど(笑)、とても楽しく大切な技術を学ぶ事ができた一日でした。
赤井先生、ありがとうございました!

 

谷川岳 一ノ倉沢 二ノ沢右壁

2014年10月19日(日)~10月20日(月)
薄田(記)、野澤

 

30年ぶりに二ノ沢右壁に行ってきました。
当時は25歳のバリバリの現役だった(?)。ヘボクライマーは相変わらずだが何といっても若かった。又、手前みそながらいい体だった(少なくても腹筋は割れていた)。
今回、数年前の幽ノ沢(右フェース)での失敗もあるので、乾いた日を狙ったつもりだったが・・・。

10月19日

パートナーは当クラブの最若手(?)の野澤君であります。
車はロープウェーの平場駐車場にとめ5:00には出発、出合が7:00くらい。
30年前は8月のお盆の時期だったので雪渓通しに行けたが、今回は右岸ヒョングリの滝下降点からのアプローチとなる。
そこからが藪が酷く道が解らない始末。
(近年は殆ど登られていないことが後日判明。)
2回行きつ戻りつ迷って3回目に方向の目鼻をつけて藪こぎ開始。
下降目標地点となる松木手前の木で腐った残置シュリンゲを発見。
シュリンゲはやばいので、その木に直まきして懸垂下降。
二ノ沢着地が8:40くらい。
雪渓が消えたばかりなのか岩は砂混じりで悪い。
薄田リード(全ピッチ)でスタート。
1~2ピッチでロープを外せるかと思いきやずっと悪い。
三つ又下大滝では、ハーケンを微妙なバランスで打ち込んで越えました(かなり怖い)。
その後右壁に入るがツルベで無いのでペースが上がらない。
30年前は全体を通して残置が少ないのでハーケン1本でセルフビレーを取っていたと思う。
今回は慎重を期して各ピッチに1本打ち足して、勿論回収するので時間がかかった。
帯状ハングは新旧のボルトが多めに有るので、楽なA1であります。
帯状ハング上3ピッチくらい登ったところで暗くなってきたので、ビバーク地を探すが傾斜もきつくなってきてるので良いところが無い。
それでも2人がおしりを下ろせる場所までロープを延ばしてハーケンを2本打ちました。
しかし、暗くなり気も焦っていたのか、効きの確認を結果的に怠り(効いたと思いこみ?)ビレー体制に入ろうとして体重がかかった瞬間にそれが起きた。
山側を正面にビレー点に体重をかけたが、体の上下を軸に180度回転して超急な滑り台を降りるがごとく背中を斜面に擦りながら滑落し出した。
20mは落ちたでしょう。
次の瞬間、ハーネスにテンションが掛かった。何で止まったのか?気が動転していて解らない。
生きている事だけは間違いない。
意識ははっきりしている。
30mはランナウトしているのでハーケンではない。止まって良かった。本当に良かった。
ヘッドランプを出して上を見てみると10m位上の岩角に今にも切れんばかりの状態でロープが1本引っかかっていた。神様に感謝である。
ショックと左足の痛みでしばらく動けなかった。
野沢君が心配して声をかけてきたので取り敢えず大丈夫だと返す。
よく体を点検すると右の人差し指から血が出ている。痛みは興奮しているせいか感じない。
残置ハーケンを探して、そこまで怖いけど振り子で移動。
更に、ハーケンを打ち足してセルフを取る。
今度は2本ともハンマーで叩いて確認したのは言うまでも無い。
野沢君に近くでビバークポイントを探してセルフを取るように指示し、それぞれの場所でビバークに入る。
ツエルトは無いので、各自着られる物を全て着て少し腹に入れ寝に入るが、まともに座れる場所が無いので完全にハンギング状態で外傾した岩角に体を預ける程度の態勢なので殆ど眠れない。
夜半からは風が吹き出し10月とはいえ寒い。
薄田はザックから銀マットを取り出し体に巻き付けたが、風もあり体がずり落ちるので何度まき直したことか。

10月20日

殆ど眠れないまま朝日が上州武尊方向から昇ってきたので、行動を開始する。
腹に行動食を入れスタート。
左足が痛むが登れないほどでは無く我慢である。
左手の右手人差し指の痛みは幾らか和らいだが、握力が100%出ない。これも気合いである。
2p程で滝沢リッジの終了点となる。
リッジに出た後も草付が濡れいて悪い。
ここで7:00くらい。
悪いことに雨も降り出す始末。
ドームまでの草付きが雨で更に滑って悪い。
途中やられたロープを外してザックにしまう。
Aルンゼの下降点は立派なアンカーに変貌していてびっくりした。雪崩で遭難した遺族が取り付けてくれたようだ。
ロープが1本なので、8の字でセットして各自懸垂下降に入る。
この頃から更に雨が強まる。
合羽は上着のみなので寒い。
ルンゼ全体が濡れているので、痛んだロープをカットしてロープを結ぶ。
薄田リードで3から4ピッチでドームから上がってくる岩場(残置ボルト多数有り)に到着。
それから100mくらい登り、やっと登山道に出た。17:00くらい。
助かった!良かった!実感である。
後は西黒を下るだけ・・・

谷川岳 一ノ倉沢 衝立岩中央稜

2014年10月18日(土)
赤井、平岩あ(記)

前日の夜、上里SAで待ち合わせ、赤井号で一路谷川へ。赤井号は広くて快適な上、運転も全てお願いしてしまった。至れり尽くせりじゃ。
ロープウェーの駐車場は7:00AMにならないと侵入出来ないので、下の駐車場に停める。
テントを張って、少しだけ酒宴の後就寝。翌朝携帯が鳴るまで爆睡だった。

4:00に起きて、5:00丁度に出発。
一ノ倉の出会まで歩いていると、横をおじさんが軽快にチャリで抜いていく。
最近こういうスタイルが流行っているのか・・・と少し感心したけど、自転車持ってくる方が面倒か、と思い直す。
それにしても、いよいよロープウェーの駐車場もダメ、ってなって、年々出会から離れて出発させられてる気がするぞ。

50分くらい歩いて出会に到着、ハーネスとか付ける。
今日は天気がハンパなく良くて、カメラを構えた人達も沢山だ。
赤井さんの、途中の非難小屋に住み付いている人が居るという怪しい話を聞きながら、一ノ倉沢に踏み入る。

1時間30分くらいで取り付きに到着・・・って、人が居ないんですけど。
先行Pは南稜のようでそのまま左方向に行ってしまい、後から来たPも凹状とか言って居なくなってしまった。
うーん、にわかに信じがたいのですが、こんなスーパーな天気の日に、まさかの貸切?

8:00登攀開始。
1P目、赤井
取り付きから左上、難なくビレイ点へ。
2P目、平岩
カンテを左に出て直上、カンテを右に反対側へトラバースする手前にピカピカのボルトが打ってあったので、そこで切る。
3P目、赤井
カンテをトラバースして正面に戻ってからから直上。途中でロープの流れが悪くなり、20m行かないくらいで一旦切る。
4P目、平岩
そのまま気持ち右上気味に登り、上のルンゼ状(トポだとチムニーとなっている)を越えたところでビレイ。35mくらい。
谷川中央稜5P目、赤井
ふつうに登って、トポのピッチよりも少し上のピナクル状まで延ばす。35mくらい。
6P目、平岩
気持ち右上気味に登る。右寄りに登ったらⅣくらいあって、あれー?と思って左を見たら、下から簡単そうな凹角が続いていてその上にピカピカボルトが打ってあった。むむ。
7P目、赤井
右上気味に適当に登って、丁度良さそうなところで切る。
8P目、平岩
同じく適当に右上気味に登って、またピカピカボルトがあったのでそこで切る。
9P目、赤井
もう上が目の前。「最後のピッチですね、宜しくお願いしますー」とか言って見送ったものの、最上部で少し時間がかかっている。あれ?トポだとⅡ~Ⅲってなってるのに??
が、フォローしてみて納得。自分が前のピッチでもっと右に出てないといけなかった模様。最上部は赤井さんがそこそこ悪いピナクル状を左に登って終了としていた。
出来の悪い後輩で済みません・・・。ということで、登攀終了は、11:30。結局、本当に貸切だった。

衝立岩のてっぺんからの景色を眺めながら、しばしお昼を食べる。
平和じゃ。

そして、下降は北稜から。
下降点には、ここから降りて下さい、と言わんばかりのラペルステーションが設けてある。
これだけガッツリ支点があると安心には違いないんだけど、何だか微妙に寂しさを覚える・・・。

そこから懸垂5ピッチで、ルンゼ状の底に(以降はロープを出すところなし)。
歩いて略奪点らしき岩を通り過ぎ、衝立前沢?の右岸側についた踏跡を辿る。
途中で左に向かって尾根を越す形で衝立前沢に入ると、後は沢下り。
赤井さんはコレを予想していたかのように、沢靴をアプローチシューズ代わりに履いていて、快適そうに下っていた。
ずるい。

14:50一ノ倉沢出会に到着。
観光の方がかなり居たので、この2人、相当場違い。
でもそんな事は気にせず、しばらくハーネス外したり、食べたりしながらまったりしていると、怖いもの知らずの人は居るもので、赤井さんにカメラのシャッターを頼んでいる人がいた。
ふと横を見ると、出会の駐車場には、ロープウェーとの往復バスが停まっていて(有料??)、乗せてってくれーとか思う。
さーて、と思い腰を上げ、トボトボと歩いて駐車場まで。

それにしても、天気と言い、貸切状態と言い、今日は一日、怖いくらいの素晴らしいコンディションだった。

コースタイム:
5:00駐車場 → 6:00一ノ倉沢出会 → 7:30中央稜取付 → 8:00登攀開始 → 11:30終了点→ 12:15北稜下降点、下降開始 → 14:50一ノ倉沢出会 → 16:00駐車場

ギリシャ カリムノス島 クライミングツアー

2014年5月10日~17日
平岩あ(記)、平岩く

昨年、仕事に私生活に色々あり過ぎて、結局夏休みを全く取れなかった。
一蓮托生、カミさんもどこにも行けなかったので、ストレスが溜まってご機嫌斜めどころかドっ被り。
そんな家庭内の空気を何とか立て直そうと企画したのが、今回のリゾート De ゆるクラツアー。
まさかの想像を絶する楽しさだったので、報告させて下さい。

5月10日

成田→イスタンブール→アテネ→アテネ市内(泊)

1日移動に費やした。アテネ市内のホテルに着いたのは現地時間の23:00過ぎ。ドア・トゥ・ドアで20時間、さすがにギリシャは遠いな。
今回、アレンジと手配担当の(く)によると、トルコ経由で行くと最短とか言ってたけど、詳細は不明。
長い道中だったけど、乗り換えで待たされる時間もそんなになくて、結構スムーズだった気がする。
アテネの空港から市内まではバスが24時間動いてて、夜中も15~20分間隔くらいで出てるので、移動には困らなかった。
カリムノスへの移動は翌日の夕方なので、空港にスーツケースを預けて(1個9Eだったか)市内に移動。
明日は飛行機の時間まで観光をして過ごすのだ(←ミーハー)。

5月11日

アテネ→コス島→カリムノス島→マスーリ(泊)

カリムノス島への移動はコス島経由。
プロペラ機での移動だが、週末は1日2便、夕方にしかコス島行きの飛行機がないらしく、夕方近くまでアテネ観光。
有名なパルテノン神殿とかの観光名所は、市内から歩いて行けるところにあって、暇つぶしには事欠かない。
夕方、アテネからコス島へ。コス島からカリムノス島まではフェリー。
フェリーはその日の最終便に乗ったら、最終飛行機の接続で1.5h以上待たされて、結局宿に着いたのは昨日よりも遅い0:00前。
アプローチで既に疲れた。登るよりも移動の方が疲れる気がする・・・。

5月12日

クライミング1日目。

今回泊まったのは、現地ではスタジオと呼ばれている自炊宿。
部屋には、山ヤ的には快適なベッドが3つと、トイレ兼シャワー、キッチンスペースが付いている。
食器や鍋類も小汚いながら(失礼!)揃ってて、冷蔵庫もある。
これで、一泊15E。一人じゃなくて、一部屋。
マスーリに数あるスタジオの中でもかなり安い部類らしいけど、Wifiも使い放題で相当快適だった。

今回泊まった部屋。
今回泊まった部屋。手前にもひとつベッドがある。テラスが気持いい。

面白いのは水。カリムノスは、基本全部塩水。飲み水は、スーパーで買うか、町に2箇所真水を汲めるところがあって、そこで汲む。

この日は朝一に買い物に出たりして、出発が若干遅くなったのもあって、宿から近そうで簡単なルートがあるエリアを探す。
と言うか、そもそも夫婦揃って登れないので、その2人にとって簡単なルートとなると、探すこと自体が既にハードルが高い。
散々トポを眺めた挙句、「Poets」というエリアに行く事に決定。宿から歩く。
岩場は裏山にあるみたいなノリだが、規模がハンパない。
二子の弓状くらいの高さ(もっと高い?)の壁が延々2~3キロに亘って続いている感じ。
更には同じような規模のエリアが、島中に幾つもあるのだから凄い。

壁の全景(半景?)。中央左の顕著な洞窟がGrande Grotta。
壁の全景(半景?)。中央左の顕著な洞窟がGrande Grotta。

アプローチは、宿から街中を岩場方面に15分くらい歩いて、そこから岩場に向かって丘の斜面を適当に登って行く。
斜面の登りも大体15~20分くらいで、合計30分くらいのアプローチか。
別に買った島の地図と、分かり易い写真付きのトポのお陰で、目的のエリアに迷うことなく到着。

おー、やっぱり壁がでかい。簡単なエリアという事で、傾斜は寝ているけど、迫力は十分。
最初は日本的な短め+簡単なルートでアップ。
支点の間隔が短い!ボルトも全てキレイなハンガーだ。
簡単で短いとは言え、1本登ると何となく海外の岩場に来た、という実感が湧いてきた。
そしてこの開放的な雰囲気とロケーション、想像していたよりも楽しいかも。
来るまでは、正直、フリークライミングするのに海外に行く意味あんのー?くらいにしか思ってなかったけど、これはかなりイイ。Poets

結局この日は一日このエリアで過ごした。
他の連中は、日中は日差しが出て暑いらしく、昼過ぎには、誰も居なくなってしまい、途中から貸切状態。
自分らも日差しに負けて、結局3時過ぎには撤収した。

本日登ったルート
Pindaros (5a) 記念すべき最初の1本。
Anacreonte (6a) グレードなり。
Ibria (6b+) カチ。登り易くて楽しい。
Iris (6b+) 下部ボルダー、クリップ注意。上部ルートが分かり辛くて怖い。

ここでギアの話を少しだけ。
今回、シングルロープ70mを1本、ヌンチャクを25本持って行った。
一部、80mロープでないとロワーダウンできないルートもあるようだが、基本70mで困る事は一度もなかった。
ただ、60mだと途中までしかロワーダウンできないルートや、スタートをフリーソロで登ってからハンギングビレイとかが結構あるので、最低でも70mを持っていくことをお勧めします。
中途半端だったのがヌンチャクの本数。
1ルートで多いときは15本とか使うので、2人でヌンチャクを掛けっぱにして別々のルートをトライするのだと25本では足りず、逆に2人で同じルートしかやらない(若しくヌンチャク掛けっぱにしない)のだと、25本は多過ぎという感じだった。
まあ、あとは日本に較べて支点の間隔が短いので、全ピンにクリップしないで間引けば足りるのかも。
ビビりな自分は、ピンがあると条件反射的にヌンチャク掛けちゃいますが。

5月13日

クライミング2日目。

今日は登るよ~ということで、朝食も簡単に済ませて岩場に向かう。
朝の(く)との会議で、本日はAfternoonからSpartan Wall辺りへ行ってみようかということになった。
Afternoonは、街からも見えるGrande Grottaという巨大洞窟の左隣のエリア。
Grande Grottaは中~上級者の人気エリアなので、人がどんどん上がって行く&上がって来る。
うーん、いつかは自分達もGrande Grottaの被ったルートとかトライしたいぜ、と思いながらGrande Grottaの基部を左に分岐。

最初に、トポに人気のラインと書いてある、小汚い6aでアップ。
見た目の汚さを差し引いても、面白い。
登り終わると、丁度、学生の団体がこのエリアにやって来た。
イギリスの大学生達と引率の先生で、カリキュラムの一貫でクライミングの実技の授業でやってきたとのこと。
そんな羨ましい授業があるのか、イギリスには。
わざわざ混んでるエリアで登るのも何だよなあ、という事で、早々に更に左隣のSpartan Wallに移動。

アップ第二弾で6a+のルートを登り、目を付けていたLucifer’s Hammerに取り付く。
何だ、このルート。超面白い。
が、結局この日は登れず宿題に。短い滞在期間、もう一回登りに来れるかな。Lucifer's Hammer

帰りに再度Afternoonに立ち寄り、ダウンに6aのルートを学生達に混ざって登る。
若いっていいなあ。

本日登ったルート
(Afternoon)
Swiss Baby (6a) 小汚い見た目と違って、面白い。核心付近が垂壁カチ。
Blu (6a) 上部の洞窟に乗り上げるルート。カチだったっけ?
(Spartan Wall)
Spassparture (6a+) これも垂壁。快適。
Lucifer’s Hammer (6c) 色々な要素があって面白い。核心までストレニュアス、上部はガバ。今日は登れなかった。

と、ここで今更ながら気付いたことが。
当たり前だが、どのエリアも初めて行くところなので、最初のルート同定に時間を取られてしまい、結構思ったように便数を出せない。
更に、登れるところ(というか登りたいところ)が沢山あるので、短い滞在期間中にそれらを回る事を考えると、ひとつのルートを腰を落ち着けてトライする感じにもならず、基本全てオンサイトで登れるか、登れないかの勝負になってしまう。
効率良くクライミングに時間を割くためには、日本でガッツリ下調べをして、登りたいルートに目星を付けてから来ると良いのかもしれない。
あと、サラリーマンには難しい注文だが、やっぱりもう少し滞在期間に余裕を持って来たいところだ。最低でも移動を除いてクライミングに1週間。まあ、無理かあ・・・。

5月14日

クライミング3日目。

朝食時、やはり、ここに来たからには冷やかしでもGrande Grottaで登っておくべきだろう、という話になり、朝一は件の大洞窟に向かう。
洞窟の中からルートを見上げると、笑っちゃうくらい被ってる。Grande Grotta
やっぱりグレードが高いやつは無理そうだ、ということで、エリアの右端に1本だけあるアップルート(6a+)に取り付く。
非常にサービス精神旺盛だなあ、と感心したのが、洞窟の最奥に、5c+(5.9)のルートが1本だけひいてある。
どう考えても記念受験ならぬ、記念クライミング的なルートで、結構たくさんの人が登って写真を撮っていた。

Grande Grottaで1本触れて取り敢えず満足したので、すぐ右隣のPanoramaエリアに移動。
このエリアも高難度の課題が並んでいて、登れそうなルートがない。壁を眺めながら、どんどん右にトラバースして、Panorama Rightというエリアまで。
ここで簡単なルートを2本登る。
このエリア、人が全然来ないので静かなんだけど、人気がないだけあって、ルートも他に較べるとイマイチ感がある。
時間的にも、エリア的にも微妙に中途半端になったので、昨日登れなかったLuciferをやろう、と思いつき、ここからSpartan Wallまで大移動。

到着して、早速ヌンチャク掛けをしながら、ムーブの確認。トップアウトして降りる。
これが実質ラストチャンスだよなあ、と思いながら出した2便目で運よく登れた。このルートはやっぱり面白い。

本日登ったルート
(Grande Grotta)
Monahiki Elia (6a+) 下から見るより全然被ってる。コルネ慣れしてる人にとっては6a+か。1テン。
(Panorama Right)
Eureka (6a) グレードなり。少し汚い。
La Vie Selon Gege (6b) ワンポイントの乗越し。
(Spartan Wall)
Lucifer’s Hammer (6c) 登れた!

夕食は、宿の斜め向かいにある食堂へ。
マスーリには、こんな狭い街にこんなに食堂あって潰れないの??ってくらい食堂が沢山あって、食べるところには困らない。
しかも、1人10~15Eも出せば、結構豪勢に食べられるので、長期滞在でなければ、基本的に外で食べるのがお勧め。
自分らは、朝食に、スーパーで買ってきたグラノーラとか果物を食べ、昼は適当にパン屋で買ったり、宿の差し入れを持って行ったりしていた。
で、夜は毎日外へ。
カップラーメンとか食べたくなる人は、2、3個日本から持っていった方が安く済むと思う。
短期滞在で自炊したい人は、調味料を一通り日本から持って行けば、現地で買って使い切れないで余るということがない。

宿の斜め向かいの食堂。美味しかった。
宿の斜め向かいの食堂。美味しかった。

 

5月15日

クライミング4日目。

この中途半端な滞在日数のお陰で、レスト日が設定できない。
貧乏性なこの夫婦(特にダンナ)は、レストをする事が勿体無いと思ってしまう。
1週間、7日丸々クライミングに充てられれば、3日登って中日にレストとかって出来るんだろうけど、クライミング日数4日半だと、もう登り倒すしかないだろう。
と思ったのも束の間、宿代を精算する現金が足りないことに気付き、朝一、隣街まで歩いてお金を下ろしに行くことに。
街中にも一台ATMがあるのだが、自分らの滞在中は壊れていて、「隣街で下ろしてね」とご丁寧に貼紙がしてあった。

昼前に岩場に到着。今日はSpartacusという、Spartan Wallの更に左隣のエリア。
アップに短い6aを登った後、その直ぐ横にある2ピッチのルートをつなげて登る(6a、6b)。
2ピッチ目、6bのセクションで、高さにビビって力が入ってしまい、途中テンション。い、いかん。
テンションはいただけなかったが、このルート、本当に素晴らしい。日本にあったら幾つ星が付くんだろう。
10cでこのスケールで登らせてくれるルート、遠路はるばる登りに来て、本当に良かった。4日目アップ

エリアを横移動して向って右側に。同じエリアにある6b+を(トポでは右隣、Spartan Wallに載っている)。
これも38m、素晴らし過ぎて、言葉も有りません。
で、最後に6cのコルネがモコモコのルートをやって本日は終了。Les Amazones

本日登ったルート
(Spartacus)
Geissen Schnucki (6a) 微妙に悪かったような。
ZiegenPeter – Astree (6a+, 6b) 2ピッチ続ける場合は、1ピッチめ終了点とその下の支点で長ヌンあると良い。1テン。
Les Amazones (6c) ムーブが面白い。このルートも楽しい!1テン。
(Spartan Wall)
Tales of Greek Heroes (6b+) 38m。掛かりの良いカチ。

しっかしこの島の壁、エリアが広大だ。
行きたい岩場が宿から離れている場合は、通常スクーターか、車をレンタルして移動するようだが、自分らは結局歩いて行ける範囲で全日程を過ごしてしまった。
それでも、難し過ぎて行かなかったエリアが多数。
登れる人なら、歩いて行ける範囲だけでも10日間はかるく居れるだろう。
あと、毎日移動しないで、滞在中1日とか2日だけ離れたエリアに行きたいっていう人は、タクシーを使うのも有りだと聞いた。
特に人数がそこそこ揃ってるグループだと、スクーターとか車をレンタルするより安く済むようなので、ご参考までに。

5月16日

クライミング5日目にして、最終日。

今日は、帰りの移動があるので、クライミングは半日のみ。
いつもより1時間早起きしてしまった。
なるべく移動に時間をかけないよう、宿寄りでグレードが合っているエリア、ということでZeusに行くことに。

ヤギが脱走しないように塀に囲まれたエリアで、何だか裏庭みたいな雰囲気。
アップ用のルートがアルパインみたいな変なルートしかなかったので、仕方なくそれでアップ。

この最終日に来て、(く)が果敢に6bのオンサイトを狙って取り付くが、失敗。
自分は、滞在中3本目の6cオンサイトトライでようやく成功。最後の最後に少し成果があって嬉しい。

本日登ったルート
(Zeus)
Demeter (4b) + Demeter Extension (5c+) アルパインちっく。
La Mouette Genereuse (6b) ワンポイントの乗越し。少しランナウト。
Blonde, James Blonde (6c) オンサイトできた。

こんなに登れない夫婦が、海外にクライミングなんて来ちゃって良いのー?と思った今回の旅だったが、結論から言うと、全然あり。
もちろん、もっと登れる方が断然楽しいに違いないが、このロケーションと整備された岩場で、登るモチベーションを高いレベルで維持できる。
結果、毎日のように登れて、良い修行になる!しかも、こんなに楽しい修行って。
向畑さん、今度一緒に行きましょう。

Bye-bye Calymnos

 

甲府幕岩

2007年6月23~24日
長門(記)、山川(BBC)

今週は梅雨ということで天気が落ち着かずに自分のモチベーションも上がらずにいた。

最近になりクラックを一からやり直して調子も上がってきたから、まだやっていないイムジン河にトライしようかと思っていたが、金曜日の夜に降った雨は小川山に行くことを洗い流してしまった。

幸か不幸か、転進した甲府幕岩では思い通りのクライミングができて、次につながる成果を残せた。

前日に雨でも、甲府幕岩だと岩の乾きも早くて、朝からまったく湿気を感じなかった。

HIVE 10a、秘密の岩園 10cでアップ、早々に厳しそうなルートに取付く。

初夏 11cは2回でRP。

日中は岩が温まり、ヌメリの激しい僕にはレストの時間となる。

音楽を聴いたり、読書をして時間をゆったり過ごす。

いつの間にか、うとうと寝てしまっていたからもうひと登り。

キルト 11b/c OS。

日も暮れてきたから、最後にダーティークライマーズ 11bで締めようかと思ったが、フォール。

二日目、やはり天気は落ち着かずに午後より雨の予報。

午前中には小川山は無理そうだから、同じく甲府幕岩になった。

昨日と同じく二本アップする。

昨晩の飲みすぎのせいか、体が重いし鈍い。

それでも今日の本命のスモーキーマウンテンに取付こうとしたが、ポツポツと小雨になる。

あらあら、これはダメだ。

気分を変えて、パートナーの山川さんがやっていたオンリーワン11d/12aをやらせていただく。

なぜかこのルート、雨にも負けずにぜんぜん乾いている。

アルパインクライマーならどんな状況でも登れ、、と、ある有名クライマーの言葉が頭をよぎった。

お酒は不思議と消えるものだ。

取付くと、深呼吸して慎重に登る。

かなり時間をかけて、自分に確信が持てるまでレストとムーブの探り合いを繰り返して登れた。

あきらめないでよかった。

久しぶりの満足できる一撃。

喜び、高ぶり、夜も眠れずにいた。