2014年10月18日(土)
赤井、平岩あ(記)
前日の夜、上里SAで待ち合わせ、赤井号で一路谷川へ。赤井号は広くて快適な上、運転も全てお願いしてしまった。至れり尽くせりじゃ。
ロープウェーの駐車場は7:00AMにならないと侵入出来ないので、下の駐車場に停める。
テントを張って、少しだけ酒宴の後就寝。翌朝携帯が鳴るまで爆睡だった。
4:00に起きて、5:00丁度に出発。
一ノ倉の出会まで歩いていると、横をおじさんが軽快にチャリで抜いていく。
最近こういうスタイルが流行っているのか・・・と少し感心したけど、自転車持ってくる方が面倒か、と思い直す。
それにしても、いよいよロープウェーの駐車場もダメ、ってなって、年々出会から離れて出発させられてる気がするぞ。
50分くらい歩いて出会に到着、ハーネスとか付ける。
今日は天気がハンパなく良くて、カメラを構えた人達も沢山だ。
赤井さんの、途中の非難小屋に住み付いている人が居るという怪しい話を聞きながら、一ノ倉沢に踏み入る。
1時間30分くらいで取り付きに到着・・・って、人が居ないんですけど。
先行Pは南稜のようでそのまま左方向に行ってしまい、後から来たPも凹状とか言って居なくなってしまった。
うーん、にわかに信じがたいのですが、こんなスーパーな天気の日に、まさかの貸切?
8:00登攀開始。
1P目、赤井
取り付きから左上、難なくビレイ点へ。
2P目、平岩
カンテを左に出て直上、カンテを右に反対側へトラバースする手前にピカピカのボルトが打ってあったので、そこで切る。
3P目、赤井
カンテをトラバースして正面に戻ってからから直上。途中でロープの流れが悪くなり、20m行かないくらいで一旦切る。
4P目、平岩
そのまま気持ち右上気味に登り、上のルンゼ状(トポだとチムニーとなっている)を越えたところでビレイ。35mくらい。
5P目、赤井
ふつうに登って、トポのピッチよりも少し上のピナクル状まで延ばす。35mくらい。
6P目、平岩
気持ち右上気味に登る。右寄りに登ったらⅣくらいあって、あれー?と思って左を見たら、下から簡単そうな凹角が続いていてその上にピカピカボルトが打ってあった。むむ。
7P目、赤井
右上気味に適当に登って、丁度良さそうなところで切る。
8P目、平岩
同じく適当に右上気味に登って、またピカピカボルトがあったのでそこで切る。
9P目、赤井
もう上が目の前。「最後のピッチですね、宜しくお願いしますー」とか言って見送ったものの、最上部で少し時間がかかっている。あれ?トポだとⅡ~Ⅲってなってるのに??
が、フォローしてみて納得。自分が前のピッチでもっと右に出てないといけなかった模様。最上部は赤井さんがそこそこ悪いピナクル状を左に登って終了としていた。
出来の悪い後輩で済みません・・・。ということで、登攀終了は、11:30。結局、本当に貸切だった。
衝立岩のてっぺんからの景色を眺めながら、しばしお昼を食べる。
平和じゃ。
そして、下降は北稜から。
下降点には、ここから降りて下さい、と言わんばかりのラペルステーションが設けてある。
これだけガッツリ支点があると安心には違いないんだけど、何だか微妙に寂しさを覚える・・・。
そこから懸垂5ピッチで、ルンゼ状の底に(以降はロープを出すところなし)。
歩いて略奪点らしき岩を通り過ぎ、衝立前沢?の右岸側についた踏跡を辿る。
途中で左に向かって尾根を越す形で衝立前沢に入ると、後は沢下り。
赤井さんはコレを予想していたかのように、沢靴をアプローチシューズ代わりに履いていて、快適そうに下っていた。
ずるい。
14:50一ノ倉沢出会に到着。
観光の方がかなり居たので、この2人、相当場違い。
でもそんな事は気にせず、しばらくハーネス外したり、食べたりしながらまったりしていると、怖いもの知らずの人は居るもので、赤井さんにカメラのシャッターを頼んでいる人がいた。
ふと横を見ると、出会の駐車場には、ロープウェーとの往復バスが停まっていて(有料??)、乗せてってくれーとか思う。
さーて、と思い腰を上げ、トボトボと歩いて駐車場まで。
それにしても、天気と言い、貸切状態と言い、今日は一日、怖いくらいの素晴らしいコンディションだった。
コースタイム:
5:00駐車場 → 6:00一ノ倉沢出会 → 7:30中央稜取付 → 8:00登攀開始 → 11:30終了点→ 12:15北稜下降点、下降開始 → 14:50一ノ倉沢出会 → 16:00駐車場