2018年4月1日(日)
薄田(記)、野澤
行程: 清水 4:00 ~丸の沢出合 6:30~ Ⅱ峰8:50~ 大畠ノ沢 10:00~ 清水12:30
「ヤブ、ヤブ、ヤブ----」 薮には参りました。
谷川も終わったこの時期に夜行日帰りで行けそうなところを検討した結果この大源太山コブ岩尾根になりました。
当クラブの古い記録もあり、ネットでも3月末から4月中旬の記録も散見してたので行ってみたが・・・・・
清水部落を過ぎてすぐのところが除雪前なので車の最高到達地点。夜の11:00を過ぎていたが既に2台駐車。(結局登山者では無かったと思う。)
レガシーの後にテントを張り3時まで寝る。
丸ノ沢が出会いまでは登川右岸にある国道上を進むが途中3本くらい大きな沢を越える。
「アズマヤ沢」だと思うが沢身を渡る直前で薄田、空洞化した雪面を踏み抜き左足の靴が岩にスタック。これがクラック状になった所にジャミングがバッチリ決まりウンともスントも動かない。10分くらい格闘の末やっと脱出。その大きな岩は浮いておりそのような状態になってしまった。
過去の記録を見るとアプローチにスキーを使用しているパターンが多く、行ってみて納得。兎に角アプローチが平坦で長い。今回は雪解けが進み歩きのほうがベターだった。
丸の沢に入るとルートの全貌が見えて来たが・・・雪が無い。黒すぎる。一抹の不安が脳裏を過ぎるがビンゴになってしまった。
大畠の沢に入り本流に滝が見えたのでそこから尾根に取り付く。暫くは雪面を歩けたが1峰前くらいから猛烈な薮になり閉口する。アイゼンを付けるのが早すぎた。アイゼン、スノーバー、ストックと次々に薮に引っかかりイヤになった。
1峰手前は左手が小岩場になっており多少楽になるが2峰手前も又しても猛烈な「ヤブ」。
鶏冠状に特徴の有る2峰は3年前の某クラブの記録と比較するとエライ違い。丸裸状態で有る。
結局これ以上行っても同じようにヤブに痛めつけられるだけと判断。これにて敗退決定。
年によって違いがあると思うがまあ写真の通り天気だけは良かったので久しぶりに越後のディープなヤブに触れられて良しとしよう
下降は残置のシュリンゲを使い20mの懸垂下降とヤブのクライムダウンで大畠の沢4ルンゼに降り立ち長いアプローチを汗だくで清水へと戻った。