錫杖岳 前衛フェース左方カンテルート

2007年2月24日~25日
向畑(記)、長門

3月24日

3時頃新穂高に到着、駐車場で1時間ほど仮眠の後、5時頃より歩き始める。

雪は少なく、最初のうちは登山道が出ている。

8時頃取り付きに到着、8時30分頃より上り始める。

天候は雪。

すぐ止むだろうと思っていたが、結局この日は1日中降っていた。

1ピッチ目、長門リード、ルンゼ状の雪壁30メートルほど。

ツルベで登る。

2ピッチ目、フリーと人工、セカンドはザックを担いでのドライツーリング。

3ピッチ目、出だしをフリーで行くが、すぐに傾斜が出てきたので数回の人工を交え、緩傾斜よりフリー。

4ピッチ目、氷の詰まったチムニー。

狭くてアックスがふれず、下部は10㎝スクリューとアイスフックの人工。

5ピッチ目、右の凹にベルグラがあり登れそうだったが、かなり薄かったので、正面の壁よりフリーと人工。

トポの6ピッチ目もロープを伸ばし、大テラスへ。

6ピッチ目、チムニーから左壁を直上。

向畑はこのピッチでランナウトに耐えられず、十数年ぶりにチョンボ棒を出す。

長門がフォローで上がってきたら暗くなってしまったので、フィックスして下のテラスでビバーク。

行動終了は18時30分頃かな。

壁に新雪が付き、払わないとルートがよくわからないため時間がかかった。

後続の奈良から来られたソロのおじさん(失礼)が結構早く、ところどころで待たせてしまって申し訳なかった。

3月25日

5時頃起床、6時30分頃よりユマーリング開始。

7ピッチ目、草付きダブルアックスで、快適に登る。

8ピッチ目、簡単なリッジを経て、P2のピーク(多分)が見える尾根上の雪原に出て、満足して下降。

終了9時頃かな。

同ルート下降で取り付き着11時頃。

新穂高着13時頃。

駐車場でビールを飲んだためその後の記憶がなく、気が付いたら松本ICから高速に乗るところだった。

 

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