2001年12月1日から2日間
瀧島、倉田、三好、一ノ瀬、池﨑(記)
11/30の22時に車で府中を出発。
水上を降りると途中から雪が降り出す。
道を登っていくにつれて道路に雪が積もってくる。
立体駐車場はスキー場の駐車場だけの事はありものすごく快適。
持参したビールを飲んでぬくぬくと寝る。
12/1は7:30に駐車場を出発、約30分でマチガ沢出会い着。
巌剛新道を登り見晴台で一本。
ここでフル装備になりマチガ沢に下降。
マチガ沢伝いにしばらく登りシンセンへの分岐で1本。
ここから見上げるとシンセンのコル部分はガスっている。
しばらくガレが続くが、斜度がきつくなってくると雪の斜面に変ってくる。
雪面を横切ってささやかな鞍部状の場所に付く。
ここからコルまでの2ピッチをロープを出して倉田さんリードで登る。
シンセンのコルから三好・倉田さんトップでガンガン登る。
第2岩峰はロープを出して三好さんトップで取り付く。
が、悪いらしくなかなか進めない。
しかし空身になって結局登ってしまう。
さすが。
その後、倉田・瀧島・一ノ瀬・池崎の順に登る。
いざ自分が登ってみると結構いやな感じ。
でだしでいきなり奥側の足元が切れ落ちてて、まずは体を壁に預けるまででちょっとびびる。
取り付いてからは広がらない足を無理やり広げて両側面のホールドに爪を引っ掛け2~3mくらい登る。
すると草付きがあり、ダブルアックスでぐいっと上がる。
ここから少し傾斜がゆるくなりブッシュにつかまりなんとか登る。
秀峰の過去の記録にも一人で登った記録とかあるが、ここはなんだかいやらしかった。
ルート間違えてたのか??この後、しばらく登った岩陰で16時頃ビバーク準備。
吹き溜まった雪を均してツエルトを2つ張る。
12/2は6時過ぎ起床。
ラーメンを食べて準備して8時出発。
ガスってて視界は良くない。
第1岩峰(?)は右から大きく巻いて雪の斜面を登り、ナイフリッジ状の尾根で小休止。
ガスの向こうにかすかに岩峰が見えて「もしや実はこれが第1岩峰か」なんて心配をよそに、その最後の岩峰を左から巻いて稜線に出る。
ちょっと右に上ってオキノ耳12:45着。
風があり視界も効かず、皆でお疲れ様でしたの握手をして小屋に向けてすぐ出発。
トマノ耳まではトレースが無く膝下くらいのラッセル。
トマノ耳から小屋までは打って変わって沢山のトレースがついており、あっという間に小屋着。
小屋で休憩していると櫻井さんが入ってきた。
雪訓パーティは30分くらい前からすぐ下の斜面で雪訓を始めているらしい。
一息ついた後、雪訓に合流。
14時過ぎに下山開始。
西黒尾根を下山予定であったが、時間が押してきていたので天神尾根からゴンドラを使って下山することとなる。
下から見ると山頂は天気はいいが、登ってきた東尾根はガスの中。
ずっとこんな感じだったのかな。
天神平スキー場で30分ほどビーコンの実践をしたが、ノイズが多いのか皆苦戦。
その後ゴンドラに乗り下山。
そして温泉に浸かり、とんかつを食べて帰宅。
ひれかつ定食¥1300はマスクメロンの切れ端とファイブミニ付きであった...不思議。
私にとってはちょっとスパイシーな東尾根だった。
もっと登り込まねばいかん。