2007年3月24日
向畑、長門(記)、金子夫婦
今日は日帰りなので荷物が軽くて出発から足どりも軽い。
アルパインが初めての金子夫妻はちょっと緊張気味だ。
天気予報では午後から崩れるので、午前中で登れるところと考え安易な選択だったけど、意外にも楽しめたと思う。
ルートは快適なアイスクライミングとちょっと怖い雪稜があり、いい感じだ。
核心は前半がチムニーの滝と、後半はルンゼをぬけてからの一・ニノ沢中間稜のナイフリッジだった。
2:40指導センターを出発、6:00ぐらいに取付きに着く。
先行パーティーが登っている。
我々も取付きで準備をしていると僕のアイゼンのバックルが折れてしまった。
スタートからついていない。
ここまで来たのに登れないのはもったいないから、一人で東尾根にでも行こうかと思ったが、ガムテープでぐるぐる巻きにしたら驚いたことにアイゼンがピッタリと靴に収まった。
これはいける。
人間、あきらめないのが肝心だ!これからガムテープは必需品にしよう。
長門、金子さんで先行し、向畑さん、金子夫人でロープを組みいよいよスタート。
1P目、70度ぐらいのアイス、50mぐらいでピッチを切った。
2P目もいっぱい伸ばして木でビレイ。
3、4P目もロープいっぱいに伸ばす、垂直部分もあるが短いからそれほど問題ない。
5P目チムニーの滝、僕はここがちょっと難しかった。
ベルグラに引っかけて、ステミングでこえると緩い雪田。
チムニー上のビレイ点を、ピトン一つ足したが回収し忘れてしまった。
伝言はちゃんと伝えないといけないな。
これが長い壁なら、ピトン一つでも大問題。
あとは雪壁をコンテ混じりの2Pでアイスは終わり、後はコンテで100mほど登り一・ニノ沢中間稜に合流。
左方ルンゼはそれなりにおもしろかった。
初めてでも、難なく登った金子さんも満足げだ。
ここからは微妙なリッジクライミングとなる。
雪もそれほど付いてないからいいが、積雪が多いと大変だろう。
部分的に嫌らしいが、途中の木や岩角が適度にあるから恐怖は少ない。
6Pで東尾根に合流。
12:00に国境稜線。
風も強くなり、予報通りに天気も下降気味なので早々に下山。
14:30に指導センター着。
タイム
02:40指導センター~06:00左方ルンゼ取付き~10:00一・二ノ沢中間稜~12:00国境稜線 14:30指導センター着